言わずと知れた世界最強ハンバーガーチェーン店といえば、ご存じ「マクドナルド」である。店舗数は3万5000オーバー、年間15億食を販売している……と、Wikipediaに書いてあった。改めてすごいぜ、マクドナルド!
それはさておき、世界のマックにはその国独自のメニューがあることは有名な話だが、今回は「マレーシア」のオリジナルメニューについてお知らせしよう。ズバリ、マレーシアのマックでは米を食え!!
・日本のオリジナルメニュー
意外と気付いていない方も多いかもしれないが、大定番の「てりやきマックバーガー」は日本独自のメニューである。その他「月見バーガー」「グラコロ」「チキンタツタ」も、日本限定のオリジナルメニューなのだ。
さて、つい先日のこと。インドネシアへの旅すがら乗り継ぎでマレーシアのクアラルンプール国際空港へ立ち寄った。「何して時間を潰そう?」と考えていたところ、目に入ったのがマクドナルドである。
普段は特に何とも思わないが、旅先のマクドナルドの安心感は異常! むしろ「結局海外ではマックが最強説」まである!! ローカルフードももちろんいいが、あの看板を発見したときのオアシス感は何事にも代えがたい。
・マレーシアのマック
で、せっかくならマレーシアっぽいメニューを食べたいなぁ……と考えていたところ、日本には無いメニューを複数発見した。それが「ナシレマ・マック」と「ブブル・アヤム・マック」である。
ナシレマはマレーシアの最もポピュラーな料理の1つで、ナシレマのナシはご飯、レマはココナッツ油という意味。単品価格は9.43リンギットだったので、日本円だと約314円、セットだと約445円の計算だ。
もう一方のブブル・アヤムは、鶏肉(アヤム)のお粥(ブブル)。価格はスモールサイズが7.08リンギット(約236円)で、どちらも日本には無いメニューである。
食べ慣れたハンバーガーも捨てがたいが、旅のプロはご当地マック一択! というわけで「ナシレマ・マック」と「ブブル・アヤム・マック」を食べてみることにした。
・食べてみた
まず「ナシレマ・マック」はココナッツライス・目玉焼き・きゅうり・小魚の組み合わせ。そこに「サルバンソース」をかけていただくのが、ナシレマ・マックのようだ。
さっそく食べてみると、余裕でウマい! 正直、ココナッツの風味はさほど感じなかったが、とても初めてとは思えないクセのなさは流石マクドナルドクオリティである。
小魚の塩気とポリポリとした食感がアクセントになっており、結構ハードな辛さのサルバンソースを目玉焼きがしっかりと受け止めていた。辛さを除けばこの味が苦手な人はほとんどいないだろう。
お次の「ブブル・アヤム・マック」は、さらにウマい! 平たく言えば中華風のお粥といった感じで、ごま油の風味が最高に食欲をそそる。特に朝食としてはうってつけのメニューではなかろうか?
・さすがのマッククオリティ
どちらのメニューにも言えることは「マクドナルドならではの食べやすさ」があったということ。その国のローカルフードを安定のマッククオリティに落とし込む能力は「さすがマック様です……!」と感じずにはいられなかった。
また、それを裏付けるように店内にはお米を食べているお客さんが異常に多かったことも付け加えておく。もしかしたらたまたまの可能性も否定できないが、マレーシアの米メニューがどちらも美味しかったことは事実である。
というわけで、私から言えることは「マレーシアのマクドナルドでは米を食え!」ということ。せっかくの旅先、迷ったら両方食べるのがオススメだ。それではジュンパラギ!(マレー語でまたねの意)。
参照元:Wikipedia 、 マクドナルド
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.