「小さなサイフ」が流行り始めたのは、私の記憶によると、たぶん5〜6年ほど前。名刺入れと同サイズくらいのヤツ。その背景には「小さなバッグ」が流行ったことなど諸々があり、あまり流行に敏感でない私も、流されるまま小さなサイフを使うようになった。
小さなサイフはカワイイ。が、カワイさと引き換えに実用性を欠いている。何とかならんか……? と思っていたところ、「累計7万個売れているサイフがローソンにある」との情報を得た。ダメでも諦めがつく値段なので、思い切って買ってみることにしたぞ!
・ローソン限定サイフ
ちなみに、こちらが私が現在使用している「小さなサイフ」。
カードが3枚しか入らないので厳選した3枚だけを入れているのだが、それだけでは生活できないため、サイフと別にカードケースを持ち歩いているありさまである。小銭は10枚も入れればパンパン。「流行って何だろう」……たまにそんな気持ちになる。
今回私が目をつけた、その名も『やみつきサイフ』(税込2695円)はローソンで限定発売中(HMVとオンラインストアでも取り扱いあり)。さっそく近所のローソンへ行ったら……
ラス1である!!!!
「シリーズ累計7万個突破」の信憑性が増したのは言うまでもない。
『やみつきサイフ』はブラックとグレージュの2色展開。
大きなサイフ・小さなサイフと並べると、まさに「ちょうどええ塩梅の中くらい」。とりあえず1週間、やみつきサイフを使って生活してみることにした。
・その結果……
やみつきサイフにはカードが標準で10枚収納できる。私が持ち歩きたいカードは7枚なので、あと3枚増えてもいい計算だ。ほかに名刺やポイントカード、レシート等を入れられるスペースもある。容量としては充分。
「うっかりするとカードが落っこちそう」と若干不安になる形状だが……
全然大丈夫であった。現金も、よほど激しく振るなどしなければ、落下する心配はなさそう。
1週間使ってみて感じたのは「本当によく計算された形状をしている」ということ。容量がちょうどいい点、造りがしっかりしている点もさることながら、コイン・カード・札の配置と距離感が絶妙だ。
サイフを使う場面で1番イライラするのは “レジでポイントカードとおつりを同時に受け取る時” であるが、それらを手際よく収納するための動線が、私がこれまでに使ってきたサイフの中で最高レベルといえた。特に親指ひとつで小銭入れを開閉できるところがポイント高い。
実用性に優れたサイフをお探しの方なら、試してみてソンはないと思う。
・だがしかし
が……私は1週間後、元の使いにくいサイフに戻した。理由は……
この「プ◯ダっぽいロゴプレート」
「THE SCAPE OF GREEN」と記された逆三角形のロゴプレート。意味合いはとても素敵なのだが、個人的にはどうにも、世界的スーパーブランド・プ◯ダが連想されてならないデザインに思われたのだ。
「プ◯ダのサイフを使ってる人」と思われること、「プラ◯に似たサイフを使ってる人」と思われること、どちらもあまり好みじゃない。冷静に考えてみると、サイフに対してその程度にはこだわりがあるからこそ、私はわざわざ使いにくい小さなサイフを使っていたワケで……!
あくまでも私の場合はであるが、結論として「好みのデザイン・かつ機能性に優れたサイフを早急に探そう」と思うに至った。そのことに気づけただけでも、2695円の価値はあったと感じている。
『やみつきサイフ』の取り扱い店舗はローソンの公式サイトから検索可能。当編集部の最寄りローソンでは現在のところ、無くなり次第補充されている状態のようだ。やはり累計7万個はダテじゃねぇ。
かくいう私も “スーパーへ行く用のセカンドサイフ” として『やみつきサイフ』の使用を継続していく所存である。「サイフはデザインより実用性」「◯ラダっぽくても気にならない、むしろ好き」という派の方にとっては、かなり狙い目なのではないでしょうか?
参考リンク:ローソン『THE SCAPE OF GREEN やみつきサイフ』
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
▼このくらいのサイズ感