静岡県のご当地チェーン店といえば? こう聞かれると、大半の方が『炭焼きレストラン さわやか』を思い浮かべることだろう。そりゃそうだ。さわやかのハンバーグは最高に美味いもんな。

でも! 静岡県で生まれ育った私はどうしても伝えたい。県内には さわやか同等……いや、それ以上にオススメしたい「ローカルチェーン店」が数多く存在しているということを!

中でも『ホロタチェーン』は個人的に超オススメ。なぜならここに行けば地元民が愛してやまない激ウマなソウルフードを堪能することができてしまうからだ。

・気軽に立ち寄れる

『ホロタチェーン』は軽食をメインに提供する、テイクアウト主体のお店となっている。気軽にフラ~っと立ち寄れるので、地元の人々は小腹がすいた時におやつを食べに行く感覚で使うことが多い。

ちなみに、県東部を中心に8店舗と神奈川県 開成町に1店舗で営業を行っている。

・食べればトリコ

看板メニューは、静岡のソウルフード『富士宮やきそば(税込500円)』。オレンジ色の箱パッケージがレトロ感満載でとても可愛い。


出来合いのものを提供するのではなく、目の前でイチから調理をしてくれるので、できたてホヤホヤの状態を食べることができる。


富士宮やきそばの特徴である『モチモチ食感の麺』&『イワシのだし粉』の力強い旨味を思う存分堪能できるのはもちろん、ドロっと濃厚な味わいの『ホロタ特性ソース』がたまらなく美味い。


で、忘れちゃいけないのが大量にトッピングされた『イカの切り身』

プリッッ! とした食感の柔らかいイカが、これまたソースと相性抜群でマジで美味い。ホロタのやきそばを一口食べれば間違いなくトリコになるはずだ。



・せっかくホロタチェーンに来たのなら

個人的に『マヨタコ(税込500円)』はぜひ食べてみてほしい。こちら、普通のたこ焼きと思うなかれ……


開けてビックリ! マヨタコという商品名なのに「マヨネーズ」が一切かかっていないのだ!

決して、店員さんのトッピング忘れではない。マヨタコなのに「マヨネーズ無し」。驚くことにコレで正解だ。はじめは、意味が分からないことだろう。


でもでも、一口食べれば『なるほどね!』と、納得できるはず。



実は、生地の内部に大量のマヨネーズが入っている、世にも珍しいタイプのたこ焼きなのだ。例えるならば、シュークリームや大福のような感じだ。


食感も独特で、トロトロでもカリカリでもなく『モッチモチ』とした、他では味わえないような弾力を楽しむことができる。

既存のたこ焼きとは口当たりが違うため、少々ビックリするかもしれないが、1つ2つと食べれば間違いなくハマっていく美味しさとなっている。


静岡県のご当地チェーン店といえば「さわやか」の印象がどうしても強いが、どうか『ホロタチェーン』の存在も覚えておいてほしい。旅のお供に地元民から愛される『超ローカルな味』を堪能すれば、忘れられない素敵な思い出となることだろう。

執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24