九州人のソウルフードといえば「ブラックモンブラン」と「うまかっちゃん」である。
ブラックモンブランの竹下製菓が関東に工場を作ったということで、全国への本格進出が期待されている中……。
全国のローソン(一部)で「スペシャルブラックモンブラン」が発売中である!
ただでさえ美味しい「ブラックモンブラン」がスペシャルになったら……どうなっちまうんだ〜!?
・スペシャルブラックモンブラン
そろそろ説明する必要も無い気はするが「ブラックモンブラン」とは、ミルクアイスにチョコと飴がけのクランチがかかった九州のご当地アイス。
とろけるチョコとザクザクのクランチの食感が美味しくて、九州のアイスケースだと9割くらいの確率で置いてあり、九州におけるガリガリ君的ポジションである。
それゆえ、九州以外の地域に引っ越して「ブラックモンブラン」が売ってないことにショックを受ける九州人が後をたたない……という感じ。
さて、通常の「ブラックモンブラン」の定価が140円なのに対し、「スペシャルブラックモンブラン」の定価は173円。ちょっとだけ高い。
・味、同じじゃね?
どんなところがスペシャルなのかしら〜? と期待しつつ開封。
うむ……。見た目は普通のブラックモンブランと変わらないような気がするな。
きっと中のアイスがハーゲンダッツばりに濃厚とかそんな感じなんだろう……と思いながらひとくち。
え……いつものブラックモンブランと同じじゃない?
気になって竹下製菓のQ&Aを見るとこんな一文を発見した。
スペシャルブラックモンブランは、ブラックモンブランをもっとたくさん食べたいというご意見をもとに、ブラックモンブランよりも大きなサイズになっています。
またご当地アイスにふさわしいパッケージとなっています。
いや、大きくなっただけかい! たしかにカットしたときにいつもより断面が若干厚い気がしたけど……。
・なんだよ……と思ったその時
大きくなっただけかよ……とガッカリしつつ食べすすめていたら
アイスの棒に異変が……
あれ、なんか書いてあるなと思ったら
\図書カード500円分あたった!!/
実はスペシャルブラックモンブランでは「A賞 1000円分のクオカード」、「B賞 図書カード500円分」の当たり外れ付きになっているのだ。
・さらに奇跡は続く
ちなみに、購入時に2本まとめて買っていたので翌日もう1本食べたら……
\また図書カード500円分当たった!!!!/
これはスペシャルすぎるわ……!
・当たり棒システムの進化
もともと「ブラックモンブラン」には点数加算方式の当たり棒システムがあって、120点分の当たり棒を集めると1本もらえる……という仕組み。
そして、当たる率がめちゃくちゃ高いことで知られている。(これはめったに当たりが出ないガリガリ君の当たりとの大きな違いだと思う)
出荷時の当たり棒の混ぜ方が雑なのかもしれないが、九州では「120点当たりが出たあと引き換えに行ったら、また120点当たりが出て気まずくなった」という思い出がある人はけっこういる。
しかし、まさか500円の図書カードが2連チャンで当たるなんて……。
これは同じ九州出身の原田記者もビックリしていた。
単純計算すると340円の投資で1000円のバックがあったということになる。竹下製菓、赤字じゃないか……。
結果的に「スペシャルブラックモンブラン」はたしかに「スペシャル」だなと九州人も納得だった。
参考リンク:竹下製菓
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼図書カードとクオカードの引き換えは当たり棒を本社に送付という形
▼ブラックモンブランはめっちゃクランチがこぼれるから食べるときは受け皿必須