あなたは “セルフおふざけ企業” こと日清食品が2024年3月25日から発売している『カップヌードル 謎肉放題』をご存じだろうか? 簡単に言えばあの「謎肉」だけの単独商品である。

当サイトでは以前の記事で『カップヌードル 謎肉放題』についてご紹介しているが、この記事はその続編! 謎肉を使用し「炊き込みご飯」を作ってみたのでご報告したい。

・謎肉で何か作ろう

メーカー希望小売価格650円(税別)で発売中の『カップヌードル 謎肉放題』。カップヌードル換算だと約47食分もの謎肉が詰め込まれた、謎肉の謎肉による謎肉のための謎肉である。

それはさておき『カップヌードル 謎肉放題』のパッケージの裏側を見てみると「チャーハン」や「ピーマンの肉詰め」など、複数のアレンジレシピがプリントされているではないか。

なるほど、ボロネーゼやハンバーガーも確かに面白そう。なぜか「おいしそう」とは1ミリも思えないことは置いておいて、ここは1つ「オリジナルメニュー」を開発してみたい。

しかも簡単ならば文句なし! そこで思い付いたのが「謎肉の炊き込みご飯」である。調理も簡単なうえ、なんとなく謎肉のポテンシャルを引き出せそうな気がしないだろうか?



・謎肉を炊き込む

というわけで、おそらく日清食品も想定していなかった「謎肉の炊き込みご飯」を作ってみることに。調理は簡単に、


米をセット。


謎肉を適当に投入。


あとは白だしを一回ししてから炊くだけだ。


そして45分後……味の予想がつかない「謎肉の炊き込みご飯」が完成した。炊飯中の湯気はそれなりにイイ香りだった気がするが、出来上がりはと言うと……。




うむ、やっぱり謎肉の圧がすごい。


あたり前といえばあたり前だが「謎肉の炊き込みご飯」は「謎肉の炊き込みご飯」としか言いようが無いビジュアル。少なくとも「普通の炊き込みご飯」でないことは明白だ。



・食べてみよう

やれんのか、謎肉。カップヌードルの中にいるお前はとんでもなく主張が強いが、炊き込みご飯ならば……? 一口食べてみると……



お、悪くない。


炊き込みご飯としては塩分控えめの薄味で、どちらかというと白だしの風味の方が強い。目をつむってご飯だけを食べたら、おそらく謎肉だと気付く人はいないハズだ。

一方で、謎肉はやはり謎肉。1粒だけでも濃厚な味は健在であり、なぜか茶碗1杯程度で「もういいかな……」となる濃厚な味わいである。ズバリ「意外とウマいけどお代わりは遠慮したい炊き込みご飯」であった。



なお、念のため他のメンバーにも試食してもらったところ「ウマい」「全然イケる」と言いつつも「食べ続けると濃厚だから2杯目はキツい」とのこと。結果としては「美味しいけど濃厚すぎる炊き込みご飯」が完成していた。

とはいえ「謎肉の炊き込みご飯」は、1粒でもド濃厚な謎肉のポテンシャルを十分に引き出すレシピだったのではないだろうか? 美味しいけどそんなに食べたくない……まさに謎の味であった。

参考リンク:カップヌードル謎肉放題
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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