グルメ系の動画についつい手を止めてしまうせいか、私のSNSにはしょっちゅう美味しそうな動画が流れてくる。その中でも最近やたらと目に留まるのが「ニラそば」だ。

ニラの鮮やかなグリーンと卵黄のイエローはどう考えてウマいヤツに決まってる! というわけで、秋葉原の新名物だという「令和のニラそば」を食べに『百年本舗』へと急行した。

・令和のニラそば

グルメさんならばご存じの通り「ニラそば」自体は特に目新しい料理ではない。刻んだニラをラーメンにトッピングした「ニラそば」は、特に老舗の中華屋などで目にすることが多いメニューだ。

だがしかし、今回ご紹介する百年本舗のニラそばは、その名も「令和のニラそば」である。どのあたりが昭和や平成と違うのか? 非常に気になるではないか。


・期間限定メニューだったけど

ざっとご紹介しておくと、そもそも「令和のニラそば」は百年本舗の期間限定メニューだったそう。ただあまり人気でレギュラーメニューに昇格したとのことだ。

とはいえ、大量のニラを消費するからか、現在のところ「令和のニラそば」は1日15食の限定メニューとなっている。汁ありと汁なしの2種類があり、価格はどちらも1380円であった。

私が『百年本舗』に到着したのは午前11時過ぎ。それでも店内にいた大半のお客さんは「令和のニラそば」を注文していた。やはりかなり注目のグルメであることは間違いなさそうだ。



・シャッターチャンス

注文したのは汁なしの「令和のニラそば」で、ニラそばを頼むともれなく付いてくる「生姜ごはん」をよそって出来上がりを待つ。そして店員さんにあらかじめお願いしておくと……



ジュワワワワーーー!


そう、令和のニラそばは最後に熱々の牛脂をかけて仕上げるのがポイント。事前に店員さんに頼んでおくと、フィニッシュの “熱々牛脂がけ” を撮影させてもらえるのだ(混雑時を除く)。



・ニラまみれ

で、目の前にやって来た「令和のニラそば」ニラのグリーンと卵黄のイエローが食欲をそそる! ニラは刻みのみならず “ペースト” も盛り込んだニラ尽くしの一杯のようだ。

さっそく食べてみると、当然ながらニラがすごい! ギンギン!! 中太の平打ち麺にニラが絡みまくり、なんとも野性味あふれる味わいに仕上がっていた。ズバリ、男が好きな味である。

タレのベースはしょう油ではあるものの、シャキシャキとした食感なら鼻を抜ける香りまで、主役は完全にニラ。1杯の「令和のニラそば」にニラ1束が丸ごと使用されているそうだ。



さらに「令和のニラそば」の有能なところは、ニラを生姜ご飯にかけて自作の “ニラ丼” を作れるところ。これが当然のようにウマい! 1食で2度おいしいニラそば、それが「令和のニラそば」なのである。

レギュラーメニュー入りしたとはいえ、1日15食限定のため「令和のニラそば」をいただくのは簡単なことではない。が、秋葉原の新名物に相応しいウマさだったので、興味がある人は百年本舗に足を運んでみてはいかがだろうか?

・今回訪問した店舗の情報

店名 百年本舗
住所 東京都千代田区外神田3-8-9 昌徳ビル1F
時間 11:00~22:00
定休日 無休

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
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