サイゼリヤをほぼ居酒屋と認識している私(あひるねこ)は、行くとかなりの確率で『エスカルゴのオーブン焼き』を注文する。
ワインのつまみとしてはトップクラスの実力者だと思うのだが、同時にエスカルゴが光速で消えるという致命的な弱点もはらんでおり、長年頭を悩ませていた。
そこで私が考えたのが、『小エビのカクテル』を一緒に頼んで “無限アヒージョ” を精製するという打開策だ。それではさっそく作ってみよう。
・無限アヒージョの作り方
その1:『エスカルゴのオーブン焼き』(税込400円)を注文する。
その2:『小エビのカクテル』(税込280円)を注文する。
その3:エスカルゴを食べる。
その4:空いたスペースに小エビを適量投入する。
・完成
これまでエスカルゴ亡き後のガーリックバターは、ソース単体としてそのまま消費するか、プチフォッカにつけるかくらいの選択肢しかなかったように思う。実際、サイゼもそういった食べ方を推奨しているが……
個人的に、パンをワインのつまみにするのはどうも抵抗があるんだよな。酒のアテとして少々重すぎるというか。その点、小エビはサイズ感もちょうどよく、ソースとの相性抜群。何より量の多さがエスカルゴとは比較にならない。
もはや “無限アヒージョ” の具材になるために誕生したとしか思えない逸材中の逸材なのだ。なぜ私はもっと早くこの発想に辿り着かなかったのか?
「あ、しまった! ペースを考えずに一気に食べすぎてしまった!! 一体どうしたら!?」こんな時も……
はい無限。
ソースが足りなくなったらオリーブオイルを足せばよろしい。小エビにはドレッシングがかかっているため、味が混ざることを危惧する人もいるかもしれないが、その点も心配しなくて大丈夫だ。ガーリックバターの濃さはドレッシング如きでは揺るがない。
・完全無欠
現行のグランドメニューの中では『蒸し鶏の香味ソース』もつまみとしてなかなか優秀であるが、この “無限アヒージョ” には遠く及ばないだろう。おかげでワインも無限にすすむ。もうデカンタじゃ埒(らち)が明かねぇ……マグナムや、マグナムで持ってこんかい!
仮にマグナムを頼んだとしても、“無限アヒージョ” と合わせた金額は税込1780円。500mlのデカンタの場合は税込1080円だ。無限なのにコスパは最強という圧倒的矛盾。これぞサイゼ飲みの新たな王道と言えるかもしれない。一度お試しあれ!
参考リンク:サイゼリヤ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.