いきなりだが、サッカーアジアカップを観戦するために登録した「DAZN(ダゾーン)」を解約しようとしたところ、かなり手間がかかったので皆さんにも情報共有しておきたい。こんなに面倒だったとは……

ちなみにDAZNの「スタンダードプラン」の料金は月額4200円(2024年2月14日に値上げ)。アジアカップを全試合ライブ配信してくれたのは助かったが、気軽に利用できる金額とは言えないだろう。

ってことで、退会手続きに進んだのだが……

・DAZNの退会手続きがめんどくさい

スポーツ動画配信サービスのDAZN。ライブ中継だけでなく、見逃し配信や特集番組なども見放題。テレビはもちろんスマホやPCなどでも視聴できるため、いつでもどこでもスポーツ観戦を楽しむことが可能だ。

おそらくサッカー日本代表を応援するためにスタンダードプランを契約した方も少なくないハズ。ってか、その影響もあって退会手続きが面倒になった可能性もある。詳しく流れを説明すると……


・退会してみた

DAZNの解約手続きは登録方法や決済方法によって異なるそうだ。今回は「WEBブラウザ、スマートテレビ、ゲーム端末」で登録した方の手順を紹介したい。

DAZNにログインして画面右上の「メニュー」から「マイ・アカウント」に行き「DAZNサブスクリプション」を選択する。


すると現在のプラン「スタンダードプラン4200円」が表示されるだろう。画面下の「プランの詳細を見る」をクリック。


「プランの詳細」の右下に「契約の管理」という項目があるのが分かるだろうか。


クリックすると、めちゃめちゃ控えめな「退会する」という文字が登場する。やっと退会できる! と思ったのだが……


「退会されたい理由は何ですか?」というページに「これらのコンテンツが視聴できなくなります」というメッセージと番組が表示される。もちろん分かったうえで手続きを進めているのでスルー。


太文字の「DAZNに残る」の下に、ひっそりと「退会手続きに進む」の文字。


退会の理由を選択する画面にもしつこく「引き続きDAZNの登録を継続」の太文字。さすがにウザい。しつこい男は嫌われるという理由がよく分かる。そこは「今までありがとう」でいいだろ。「退会手続きに進む」をクリックすると……


…………


ウゼェェエエエエエエエエ!


・専用チャット

「退会をご希望されているのは非常に残念です」「下記担当部署までご連絡ください」「チャットで受付を行っています」とのこと。ってか、手続き長ェェエエエエエエエエエ! 


専用チャットを開始すると……



「あなたの前に9人がいます」


ダリィィイイイイイイイイ!


・SNSでも燃えていた

もしかしたらアジアカップが終了して退会手続きをしている仲間かもしれない。彼らは悪くないけど、この仕組みはヤバいだろ。ってことで、SNSで口コミを確認してみると……

「DAZNの退会処理ひど過ぎる」「退会手続きに30分以上余裕でかかる」「DAZN退会できねえ」「退会しようとしたら安いプランを提示された」といった内容が多く見られた。やはり。


・解約させないプロ

そういえば、DAZNは昨年末に「解約抑止業務の求人」を出していたことで話題となっていた。もしかしたら「解約をさせないプロ」が両手を広げてゴール前に立ちはだかっているのかもしれない。なめんなよ。

いったんチャットを閉じ、翌朝「エージェントがいない時間(エージェント対応は7時〜24時)」にチャットを再開することにした。キーパーのいない間に思いっきり解約シュートを蹴り込みたい。

待つことなくチャットはスタート。退会理由を選択したら……


一瞬で退会手続きが完了……したのだが。

「アクティブなNFLサブスクリプションをお持ちで、キャンセルしたい場合は、以下のオプションを選択してください」という1ミリも身に覚えのないメッセージが届いた。


当然「キャンセル」をすると……

「うーん、何かが計画通りに進みませんでした」なるメッセージ。一体どういうことだろうか。一応、NFLサブスクリプションを確認してみると、とくに何も登録していないもよう。最後の最後に相手を困らせてサヨナラ……そういうのやめろ。


・退会は30日前に

なお、月額プランの場合「30日前までの退会通知期間」というものがあるらしく、次回請求日から退会通知期間が終了するまでの日割り請求が発生するという。

公式サイトの説明によると、通常の支払日が毎月20日で、9月15日に退会した場合、10月20日に25日分(9月20日〜10月14日)の料金を支払うことになるそうだ。

なので、今回のような「アジアカップだけ視聴したい」という場合、登録直後に解約するのが良かったと思われる。解約を考えている方だけでなく、これから利用を考えている方は覚えておいてほしい。それではまた。


執筆:砂子間正貫
ScreenShot:DAZN、Google