1月も後半に差し掛かったというのに、まだまだチョロチョロと続くロケットニュース24の福袋特集。今年も私(サンジュン)の記憶に最も強く残ったのは『ヴィレッジヴァンガード』の福袋である。いや、悪い意味も込みでね。

すでに2024年度のヴィレヴァン福袋は仕分けが完了しているが、この記事では趣向を変えて子供による仕分けの結果をお届けしたい。ヴィレヴァン福袋を仕分けしたのは、7歳の娘と8歳の姪っ子である。

・大惨敗

大人による厳正な仕分けの結果、2024年度のヴィレヴァン福袋は「68個中60個がゴミ」という結果となった。仕分けしたのは私とあひるねこの両名で、毎年のことながら「なぜこんな不毛な時間を……」と半ば罰ゲームだったことは言うまでもない。

だがしかし、仕分けする人間さえ変わればヴィレヴァン福袋も “お宝の山” に変化しうるのではなかろうか? そこで招集したのが7歳の娘と8歳の姪っ子、計2名のキッズである。

・子供にやらせてみよう

仮に結果が大人と同じく「いらないものだらけ」となったとしても、1つや2つお宝を発見したらそれをプレゼント。一気に “お父ちゃん株” と “おじさん株” を爆上げする、私にとってはメリットしかない計画といえよう。

で、すでに大量の福袋を整理してしまっている関係で、2人に用意できたグッズは40点であった。そのほぼ全ては私が “ゴミ判定” したものであるが、果たしてキッズたちはヴィレヴァン福袋の中身にどんなジャッジをくだすのだろうか?

さあ、2人とも好きにやってくれ。欲しいものは全部持って帰っていいぞ! もしかしたら1個も無い可能性もあるけどな!!


「すごい! いっぱいあるじゃん!!」

姪っ子「え、こんなにあるのー!?」


「亀のクッションいいじゃん! 亀仙人みたい!!」

姪っ子「私はいらないけどやたらと似合ってるね」


「ポップコーンメーカーいいじゃん!」

姪っ子「持って帰ったらお母さんに怒られるかな……」


・テンションMAX

1つ1つのグッズと向き合っているせいか、大人が仕分けするよりもだいぶ時間がかかる! 様子を見ながら「それはゴミだろ……」と何度思ったかわからないが、およそ1時間かけてようやく仕分けが完了した。気になる結果はというと……



ゴミ10個!



非ゴミ30個!!


お、同じ福袋とは思えん……! 特徴的なのは2人が「おもちゃ系」にもれなく食い付いていたこと。海外のよくわからないおもちゃでも2人は全力で興味津々であった。

また「携帯加湿器」「ヨガローラー」「中華なべ」など、大人なら当たり判定しそうなグッズには見向きもしなかったことをお伝えしておきたい。まあ2人が中華なべを欲しいとか言い出したら「なんで?」ってなるけれども。

ちなみに娘が選んだベストお宝は「ミニスケボー」で、姪っ子のベストお宝は「パンダのティーポットセット」であった。よっしゃ、それは持って帰りなさい! 俺の株はブチ上がりや!!

・汚れちまった大人たち

改めて言うまでもないが福袋には欲しいものが入っていた方がいいに決まっている。これまでゴミだゴミだと散々お伝えしてきたが、2人の楽しそうな様子を見ていると「心が歪んでいるのは俺なのかもしれない」とさえ思わずにいられなかった。

昨年末、事務所に大量のヴィレヴァン福袋が届いた際は「戦が始まる……!」的な感覚に陥ったものの、子どもたちならワクワクが止まらないに違いない。ヴィレヴァン福袋は子供にあげると大喜び! 現場から以上です。

取材協力:ヴィレヴァン福袋2024
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.