株の売りどころってマジで分からん。勢い的にこのまま上がり続けるかと思ったら下がったりするし。分からないから、以前購入した日本電信電話(NTT)2500株も放置していた

そんな感じで7カ月持っていたところ、気づけば日経平均株価がヤバイことになり始めたではないか。NHKによると、2024年1月15日には一時3万6000円台をつけるなど、バブル期以来33年11カ月ぶりの高値の更新が続いているという。マジかよ! つい最近3万円台を割って阿鼻叫喚だったのに……!!

・購入直後の記事を見返すと

で、この背景には新NISAが関係しているとNHKの記事では解説されていた。そう言えば、NTTが25分割という規模の大きい分割をしたのも新NISAを睨んでのものだったな。

そこで改めて買った直後の私の記事を見ると「バブル景気以来と言われる今の株高が2024年まで続くのかも謎」と書いてあった。そうか、あの時もバブル期以来とか言われていたのか


・7カ月間で思ったこと

前述の通り、日経平均株価に関しては株高がその時から続いて今に至るわけではない。なんなら結構な回数ヤバイところまで下がったりしている。その度、「もう日本株は終わりや」という阿鼻叫喚の声がそこら中で上がっていた。株価ってホント予想できないものですね。

一方で、みんなが「もう終わりや」と言っている時に株を集めた人もいるわけだから、みんな言ってるから終わりやと思う人が1番終わるのかもしれない。株のニュースは芸能ニュースみたいなスピードで上書きしてはいけない。振り返るとなかなかに学びの多い7カ月であった。放置してただけだけど。



・7カ月の結果

さて置き、今のNTTの価格は株式分割前の2023年6月から地続きなものと言えるだろう。当時の価格を見ると、私が100株購入した時点ではひと株4098円。これが約1週間後に25分割されて2500株になった。ひと株あたりの価格は165円。では、1月15日の終値はと言うと……



186円キターNA

2500株持っているので含み益は5万2500円。元が100株というローリスクの投資であることを考えると良い結果ではないだろうか。



・165円を割ったタイミング

ちなみに、この7カ月で165円を割ったのは分割直後と完全民営化の話が出た時だけだった。そう言えば、政府が「NTT完全民営化の選択肢も含め、議論を進めたい」と発表した件については音沙汰がないので忘れていたが、これもそのうちなんか決まるかもしれないし要素の1つではあると思う。

株式分割を経験するために買った日本電信電話。でも、勉強になったことはそれだけではなかった。結果として大分お買い得な買い物になったように思う。というわけで、今後もNTTと共にこの株高を見守りたい。

参考リンク:NHK
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.