コーヒーより紅茶派の人って実はそこそこいるのではないだろうか。最近ジワジワと紅茶ブームが来てる気がする。

当サイトの福袋企画でも、昨年は紅茶系福袋を6つも開封した。それでもまだまだコーヒー系福袋の開封数には適わないんだけどね。

今年はもうちょいコーヒー派と張り合っていこうぜということで、今まで取り上げてなかった紅茶屋さん「ジークレフ」の福袋に挑戦してみるぞ! 

購入したのは1番人気の「中国茶福袋」。……あれ、中国茶って紅茶なの……?


・ジークレフ「中国茶の福袋(6480円)」の中身

ジークレフは4つの実店舗とオンラインショップを持つティーマーケット。扱う茶葉は各種紅茶から台湾茶、中国茶、日本茶など多岐に渡り、どれもが選び抜かれた品となっている。

今まで店舗に行ったことは無かったのだが、紅茶系の福袋を探しているとSNSでよく目にしたので、この度購入してみることに。

2024年の福袋は全部で6種類あり、その中でも特に人気だという『中国茶の福袋(6480円)』をチョイス。ちゃんとした中国茶って初めて飲むかも……!


・武夷正山小種 2023年春茶 3240円
・祁門紅茶 毛峰 2023年春茶 3240円
・キームン祁紅工夫 春尖茶 1080円
・ジャスミン茶 茉莉黄山芽 1290円
・武夷岩茶 大紅袍 2023年春茶 4320円


……やっべぇ、サッパリわからん。1つとして漢字が読めないんだが。辛うじてわかるのはジャスミン茶が入っていることと、春収穫のお茶が多いということくらいだろうか……。


中国というと今まで勝手に「烏龍茶」をイメージしてたが、紅茶も結構有名らしい。それに、紅茶発祥の地は実は中国なんだそう。知らなかったな……。

中国茶福袋も、5袋のうち3袋は紅茶であった。なかでも『武夷正山小種(ラプサンスーチョン)』は、紅茶発祥の地であり中国のお茶の聖地である武夷山で作られる、紅茶の元祖ともいえるものなんだって。



そしてこの5袋の中で一番良いお値段するのが『武夷岩茶 大紅袍(だいこうほう)』という烏龍茶。

知識が皆無すぎてどれほどのお茶なのか最初はわからなかったのだが、調べてみると中国茶のなかでもトップクラスに高級なものらしい。世界遺産である武夷山の岩肌に原木が4本だけ存在し、そこから得た挿し木をもとに栽培されたのが今回の福袋に入っていた「大紅袍」だ。

ちなみに原木から採れるガチモンの大紅袍は、中国歴代の皇帝のみ飲むことができたと言われているらしい。それを聞くと、挿し木とはいえ「大紅袍」が福袋に入ってくるなんてとんでもないことだと実感するな……。

茶葉の時はあまり香りを感じなかったが、お湯を注ぐと香りがブワッときてすごい!

「だいこうほう」だなんて仰々しい名前だからクセが強い系かと思いきや、そういったことは全くなくむしろ飲みやすいくらい。説明書きに「黒飴のような甘い香りと涼やかな飲み口を併せ持つ」とあるがまさにその通りであった。これが歴代中国皇帝が愛した高級茶の味なのか……!



・一部紅茶福袋はまだ販売中!

「おいしい」のは確かなんだけど、中国茶スキルがゼロすぎてそれ以上の深い感想や知見が出てこないの申し訳なさすぎるな。ただ、全く知識がなくてもお茶の淹れ方や楽しみ方などは袋の裏面にしっかり記載があるので、私のような中国茶ド素人でも安心して楽しめるだろう。

それに、普通に買うと5袋で13170円だから、約半額の値段でこれだけの茶葉をゲットできたのは素直に嬉しい。中国茶に関わらずよくわからないお茶って世の中にはいくらでもあるが、ジークレフは産地や生産者にこだわって直輸入しているからその点も安心だ。

中国茶の福袋はすでに完売してしまっているが、農園直送の紅茶系福袋はまだ在庫がありそう(2023年12月25日時点)。なかなか見かけないお茶もいろいろあるみたいなので、普段より少し良い紅茶をお安く手に入れたい人はチェックしてみてはいかがだろう。


参考リンク:ジークレフ
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

▼『武夷岩茶 大紅袍 2023年春茶(4320円)』の詳細。そもそも「岩茶」なんて言葉を今回初めて知ったなぁ。