黄色い輪が目印の「パインアメ」といえば、日本国民ほぼ全員が食べたことがあるんじゃないかというほどの知名度を誇る、お馴染みのパイナップルキャンディだ。
そんなパインアメがお酒になったと聞いたら、しかも1杯あたり100円以下と聞いたら もう、飲むしかない!
ってことで試飲&美味しい飲み方を探してみました!!
・パインアメサワーの素
こちらがパインアメサワーの素(もと)。和歌山県海南市に本社をおく酒蔵、中野BC株式会社とパインアメのコラボ商品で、600mlの希望小売価格は税抜1480円。
5倍に薄めて飲むのが適正量ということなので、単純計算で3リットル分のパインアメサワーが作れる。グラス1杯あたり600mlと考えると15杯分。つまり1杯98.6円というリーズナブルな価格!
なんていうか、見た目の可愛らしさによらず豪快な商品である。
着色料が使われていないため、色はうっすら黄色みがかっている程度でほぼ透明。
本家パインアメと原材料を比較してみると、
なるほど、配合の割合はちょっとずつ違うが、パインアメとサワーの素はおおまかに似た感じの材料で作られているらしい。
っていうか……こうして改めて原材料を見ると、パインアメって色や香りでごまかしてるんじゃなくてしっかりパイナップル果汁を使って作られているんだなぁ。
・パインアメ完全再現サワー
まずはスタンダードに炭酸水で割って飲んでみる。グラスの5分の1ぐらいまで素を入れて、
炭酸水を注ぐ。
シュワッと炭酸がはじけるのと同時にトロピカルで爽やかな甘酸っぱい香りが広がる。
出来上がったサワーはほぼ透明で、外見からは何味かまったく予想がつかない色。しかし、ひと口飲んだ瞬間に……
間違いない! 完全にパインアメと同じ味がする!!!!
なにも知らない人に「何味だと思う?」とブラインドで聞いたとしても、ほとんどの人が「パインアメ」と答えそうなレベルだ。
念のためにすぐさま実物のパインアメを口に放り込んだが、感想は変わらず。
これは「パインアメ完全再現サワー」と呼んで差し支えないだろう。
一瞬「ジュースでもいいんじゃないの?」という禁句が頭に思い浮かんだが、飲み進めるうちにフワフワといい気分になってきて「やっぱりお酒が嬉しいなぁ」という感想に落ち着いた。
筆者にはお酒やワインの難しい話はよくわからないが、パインアメサワーが最高に美味しいということだけはよくわかる。
つまり、難しい理屈を抜きにしてライトに楽しめるお酒なのだ。
大人だって気を抜いてくつろぎたい夜はある。きっと、パインアメサワーはそんな日のよき相棒になることだろう。
・個人的に好きな飲み方はコレ!
その後もお湯で割ったりロックで飲んだり いろんな飲み方を試してみて、筆者が個人的に気に入ったのが牛乳割りだ。
牛乳を入れる割合は炭酸水と同じで、牛乳4:パインアメサワーの素1。牛乳のコクが酸味をやわらかくしてくれて、いちご牛乳ならぬパイン牛乳って感じのスイーツ系カクテルが簡単に完成するぞ。
酸性なので牛乳が分離してモヤモヤとするが、品質には問題ない。むしろもったりとした口当たりに変化するので、筆者としては逆に美味しいポイントだ。
他にもかき氷のシロップ代わりに使ったり、スムージーに混ぜたりといったアレンジができるらしい。
シンプルに炭酸で割ってもよし、自分だけのアレンジカクテルを探してもよし。パインアメサワーの素には無限の可能性が広がっているぞ!
参考リンク:パインアメサワーの素(公式ネットショップ)
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼余談だが、阪神の岡田監督の好物がパインアメなのだそう。先月の阪神百貨店優勝記念セールでも パインアメの入った福袋をたくさん見かけたよ。