辛くて旨いラーメンで絶大な人気を集める『蒙古タンメン中本』

その店舗は関東圏にしかなく、地方ファンの心を支えてくれるのが、中本とセブンアンドアイホールディングスと日清が共同開発したカップラーメンである。

そんな中本のカップラーメンに期間限定の新商品が登場したんですって。その名は『炎のカルボ』。一体どんな味がするのかな!?!?

・炎のカルボ

こちらが新商品の『炎のカルボ』。価格は税込237円。


卵黄とチーズを使った、その名の通りカルボナーラ風のアレンジが加えられた商品の模様。

中本では以前にも『チーズの一撃』という期間限定商品が発売されており、今回はそのバージョンアップと考えてもいいのかもしれない。


正直に告白すると、第一印象では「なるほど、コク甘辛旨味噌ねぇ?」なんて呟きながら 買うべきか迷っていた。

なぜなら、筆者の中で圧倒的に旨いカップラーメンは夏限定の『北極』一択だったから。

北極は、中本のカップラーメンの中でも圧倒的な激辛テイスト。

しかし辛さの中にクセになる旨さがあり、辛いもの好きとしては「北極がなければ夏を越えられない」と感じるほど。毎年 賞味期限が許す限り買いだめては、チビチビと消費するサイクルを繰り返している。


──そんな事情もあって「辛」よりも先に「甘」が書かれるようなラーメンを受け入れられるかどうか自信がなかった。

しかし一方で「中本のラーメンならなんでも美味しいはず」という信頼もあったため、とりあえずは1個買って食べてみることを決めたのであった。



・オイルは全部入れるべし

炎のカルボを開封して驚いたのが、中の具やスープの素に一切の “赤” がないことである。

豆腐やキクラゲといったいつもの具材も入っていないようで、代わりに日清のチーズ系ヌードルでお馴染みのチーズブロック、北極でお馴染みの大豆チャーシュー、卵、キャベツなどが見える。


さっそくお湯を注いで5分。

ドキドキしながら再びフタを開けると……強烈なチーズの香りが鼻に届き、食べる前から濃厚なインパクトである。


まずは付属のオイルを入れず、そのまま混ぜて食べてみることにしたのだが……あれ?

なんか思ってたんと違う。


チーズのブロック&匂いから、味も当然のように濃い一撃が来ると思って構えていた。

しかし案外アッサリしているというか、美味しいんだけど甘すぎてパンチがなく “中本っぽさ” を感じられない気がしたのだ。



やっぱり期間限定品は北極しか勝たんのか? 若干ガッカリしながら付属の『コク甘旨オイル』を全投入して混ぜる。

──炎のカルボの様子が変わったのはその瞬間だ。


蒙古タンメン中本で慣れたパンチのある香りが急に強まり、食欲を刺激してくる。

辛みだ。辛みが追加されたぞ!


想像してみて欲しい。チーズタッカルビ、焼きカレー、ハラペーニョハンバーガー……チーズと辛さは相性抜群。チーズが辛くて美味しくないワケがない。


ひと口すすると……


うっっっっめぇ!!!!

オイルは辛過ぎず、舌や口に心地よいピリピリ感。「これぞ中本!」と言いたくなるようなガツン感が加わり、食べ応えが急上昇した。


それだけではない。単体で飲んだ時はアッサリとして物足りなく感じたスープが、辛さが加わることで一気に奥行きが増した。

またチーズの味も際立ち、不思議なことにオイルを入れた後の方がかえって「カルボっぽさ」が感じられるのだ。


辛さ自体は通常の蒙古タンメンと同じぐらいだろうか。

しかしスープの甘さとチーズのコクのおかげで辛みの角が取れて柔らかくなっているので、中本のカップラーメンの中では比較的辛い物が苦手な方でも食べられるラーメンと言えるだろう。


このスープ、最高じゃ~~~っ!

カァーッ、余裕で完飲です!!!!



ということで、ちょうど北極のストックを切らしたタイミングだった筆者の自宅には、現在大量の 炎のカルボが買い込まれている。

炎のカルボがオススメなのは、平均以上に辛い物が好き・旨味やコクも大事・ちょっと一味違う旨辛麺を求めている・チーズが好きという方。

「激辛しか認めない!」という筆者のような過激派の方であっても、試しに1杯食べてみるのはいかがだろうか? 案外ハマるかもしれないぞ!!

参考リンク:セブンプレミアム 炎のカルボ
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

▼原材料はこちら

▼1杯あたり530キロカロリー!

▼やはり蒙古タンメンは間違いなし! ありがとう白根社長!!