ジャンボ〜! 今回はリクエストボックスに届いた質問に答える回にしようと思う。どんな内容なのかと言うと……
「チャオスさんにぜひ教えていただきたいことがあります。日本は湿度が高いのか、どんなに家をキレイにしててもゴキブリという虫に遭遇することがあります。
駆除方法は殺虫剤やゴキブリキャップしか思い浮かびませんが、ケニアの家に発生する害虫というか虫事情・対処法が知りたくなりました。よろしくお願いします」
おお、ゴキブリか。オレ、けっこう詳しいよ。簡単に答えよう。
まずケニアにおけるゴキブリの説明から。
ケニアはとても湿度が高い(※編集部注:そんなことない気がする……)。
さらに6月と7月の冬を除けば暖かすぎる(※編集部注:日本の夏のほうが暑いと思う……。ちなみにナイロビの平均気温は15~25度)。
よって、たとえ毎日家の掃除をしていても、ケニアの家ではゴキブリが非常によく発生する。
どんなにキレイにしていても、隣の部屋からやってくるので絶対にゴキブリは発生する。
たとえその部屋が新築であったとしても、隣の家や隣の部屋からゴキブリが移動してきて繁殖するので絶対にゴキブリと一緒に住むことになる。
仮にあなたがゴキブリの存在に気づく前に、すでに家の中はゴキブリだらけになっていると思ったほうが良い。
なぜならケニアで最も一般的なゴキブリは、大きなゴキブリ(※編集部注:おそらくクロゴキブリに相当するやつ)ではなく、非常に繁殖力の高い小さなゴキブリ(※編集部注:おそらくチャバネゴキブリ)だからである。
そんなゴキブリは主にキッチンにいる。これらがケニアにおけるゴキブリの簡単な基礎知識だ(※編集部注:詳しすぎるだろ)。
では、実際にお見せしましょう(※編集部注:えっ……?)。
たぶんこのへんに……
はい、いました(※編集部注:なんでだよ!)。
ほかには、テーブルをひっくり返したりしたら……
はい、いました(※編集部注:なんですぐに出てくるんだよ!)。
このように、オレの家の中にも、たくさんのゴキブリがいる。一緒に暮らしているといっても過言ではない。それがケニアの集合住宅であり、ゴキブリとの共存は避けられない運命にある。
ケニアでゴキブリを殺すために、多くの人が採用している方法は、お湯を沸かして熱湯をぶっかけることだ。
もしもゴキブリがいたら、熱湯をかければ絶対に死ぬ。
ほらね。(※編集部注:その実践写真、いらないよ!)
熱湯を使うと、メスのゴキブリがお尻に抱えている卵にも有効なんだ。(※編集部注:そのアップ写真も、いらないよ!)
硬い殻に覆われているゴキブリの卵も、熱湯には敵わない。
もしも可能なら、この「熱湯法」を、2週間ごとに試してほしい。
家の中をくまなく探し、ゴキブリを発見次第、熱湯をかけるんだ。
そしたら卵が孵(かえ)ることもなくなるので、それ以上、繁殖はしない。
でもまあ、隣の部屋からジャンジャンと移動してきたらどうしようもないけども、繁殖を抑えれば多少はゴキブリとの遭遇率は減ることだろう。
もちろん熱湯以外の駆除方法もある。
それが、ケニアで最も人気のある殺虫剤『DOOM(ドゥーム)』を使っての撃退法だ。
このドゥームは、ゴキブリはもちろん、蚊や蠅、すべての虫に対応する最終兵器であるので、ケニアの多くの人が愛用している。
DOOM(ドゥーム)の威力は絶大だ。(※編集部注:なんですぐゴキブリを見つけられるんだよ!)
ほらね。(※編集部注:だからいちいち撮らなくていいよ!)
──てな感じで、もしもケニアに住むことがあったら、まずはDOOM(ドゥーム)を買いに行くことをオススメする。
てな感じの簡単な情報で……大丈夫かな?(※編集部注:もう十分だよ!)
それではみなさま、ごきげんよう。クワヘリ〜!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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