ご存知だろうか。あのフランフラン(Francfranc)が一部店舗で食品を販売していることを。私自身はつい最近知ったのだが、「酒のつまみ」まで売られていたから軽くビビってしまった。

ビビりついでに購入してみたところ、「予想通りだったこと」と「予想外だったこと」があったので、以下で報告したい。

・対応店舗

そもそもフランフランが食品の販売を始めたのは最近。2023年10月10日発表のリリースによれば「対応しているのは関東の11店舗」とのことで、書き出すと以下の通りだ。


東京都:青山店、新宿サザンテラス店、池袋パルコ店、ルミネ立川店、亀有店、上野マルイ店、南町田クランベリーパーク店(Francfranc BAZAR)
神奈川県:横浜ジョイナス店
埼玉県:ららぽーと富士見店、さいたま新都心店
千葉県:ららぽーとTOKYOBAY店


私は上野マルイ店を訪れた。正確に言うと、家族で上野動物園に行った帰りにたまたま立ち寄って、食品が売られていることを知った。


まず目に入ったのは、見るからにオシャレな紅茶。そして見るからにオシャレなクッキー。見るからにオシャレなポップコーンなど、色々ある。さすがフランフラン。全体的にファンシーで、なんだか特別感がある。

私のようなオッサンは商品を手に取るだけで罪悪感を覚えるというか、入店するだけで「なんかすみません」という気持ちになったのだが、お店の中で妙に親近感を覚えたのが「おつまみ軍団」である。


『濃厚チーズいか(40gで480円)』やら『まるごとえび浜焼き(32gで780円)』、『ひとくち焼うに(30gで780円)』、『砂肝とエリンギのアヒージョ(90gで680円)』……などなど。それらを適当に購入してみることにした。


お察しのとおり、どれもガッツリ系ではない。基本的に手のひらに余裕で乗るサイズで、量は控えめ


まぁ、フランフランに爆盛りの “つまみ” があったらそれはそれで事件だが、いつもスーパーで大容量パックを買っている身としては「この値段でこれだけ!?」と思ったのが正直なところ。


当初は「コンビニのおつまみと比べてみようかな?」と考えていたものの、そう思っていたことが恥ずかしくなってくるほどフランフランは路線が違う。

裏を返すと、量と値段に関してはコンビニ商品の圧勝ってことになる。予想通りといえば予想通りだけど、もう結論は出た。仕事は終わりだ。



・思ったよりも……

とりあえず飲むぞ〜〜〜〜〜と思って、まずは『濃厚チーズいか』のパッケージを開ける。1つ取り出してかじると……



おや?


“いか” の主張が強い。『濃厚チーズいか』だから “いか” の風味が濃厚にするのは当たり前なのだが、想定の7割増しくらい “いか” だった。

これは意外。フランフランだから “映え優先” でパンチはそこそこかと思ったら、予想以上に濃い。なんというか、しっかり酒を飲ませに来ている “つまみ” なのだ。それもただ塩味が濃いのではなく、素材の旨味が強い系。


他にも例えば『鯛とドライトマトのバジルオリーブ煮』なども燻製感がしっかりしていて、「オシャレなだけのハンパものではありませんからね」と言っているかのようであり、あるいは「安心してどうぞ好きなだけ飲んで下さい」と言っているかのよう。


う〜ん、このクオリティだったら「多少高くても全然アリ」という人は結構いそうだ。


しかもフランフランの店内にはオシャレな食器類が並んでいるので、「食品を買ったついでに食器も買おう」とか、逆に食器目当てで来店してスナック類やつまみを買っちゃう人はいそう。

そして1度でも食品を買ったらクセになって、何度も店を訪れて……という未来が見えたが、惜しいのは先に述べたように食品の対応店舗が限られる点か(2023年11月時点)。



まぁ今後増える可能性は十分にあるので、お近くに食品販売店舗がない人は酒を用意して待たれよ。現場からは以上です。


参考リンク:Francfranc「食品販売『Francfranc on the Table』 関東11店舗で先行スタート(PDF)」、PR TIMES
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼お酒のために作られたような『チーズえびせんべい イカスミとうにチーズ(9枚入り)』。「チーズえびせんべい」シリーズは他にもあって、どれも1つ580円

▼記事では酒のつまみばかり紹介してしまったが、スイーツや紅茶なども売っている。こちらは『レモンケーキ』で1つ320円

▼『いもけんぴ(80g)』は480円。他にも食品は色々あるので、気になる人は公式サイトで確認を!