タイのコンビニは楽しい。中でもセブンイレブンは最も店舗数が多く、品揃えが充実している。おいしいし、涼しいし、たまにネコとか歩いてるし……いろいろ最高なんだよな、タイのセブンイレブンは。
今年もタイを訪れた私は、恒例のセブンイレブン・パトロールを敢行。すると『ドラゴンボールZ おでん屋』という衝撃的に意味分かんない商品を見つけてしまった。パッケージから察するにセブンイレブン限定商品と思われる。一体どうなっているのか?
・分からないにも程がある
ちなみに『おでん屋』というスナック菓子自体は、これまでに何度かタイで見たことがあった。ただ私の知る『おでん屋』はポテチ状の袋に入った普通のスナック菓子で、こんなティッシュ箱みたいなサイズ感ではない。
先にお伝えしておくと、この菓子の歴史およびドラゴンボールZとの関連性について詳細は不明。調べたけどよく分かんなかった、というのが正直なところである。よって本記事は “この箱の中に何が入っていたか” を愚直にレポする内容となっているぞ。分からないものは分からないのであしからず。
この日見つけた『おでん屋』ボックスの中身はお菓子、『ドラゴンボールZカード』が入った袋。お菓子よりカードがメインなことは明らかで、ビックリマンチョコの一件(約30年前)を彷彿とさせる。日本語で一言「セル」と記されたデザインが味わい深いなぁ。
ちなみに私はド直球の『ドラゴンボールZ』世代。ちょっとドキドキしながら開封……
す、すごい!!!!
カードが2枚セットだったことは嬉しい驚きだが、「フリーザ一味」と「魔神ブウ一味」の極悪コンボとは……私が小学生なら泣いてるかもしれない。せめて1枚は味方を出してほしかった。
カード裏面のデザインは同じで、雰囲気的に “カードバトル” 的な用途がありそうにも見えるが、やはりよく分からない。
・おでん屋リベンジ
どうにも納得がいかなかった私は後日、再びセブンイレブンで『おでん屋』ボックスを購入。
今度はシンプルに「孫悟空」と書かれた袋が出現したぞ。これはフラグなのか、それとも……
まさかのオール・サイヤ人!!! 極端すぎるだろ!!!!!
ベジータ単体のパワーが28万なのに対し、悟空・ベジータ・トランクスが力を合わせると839万に跳ね上がるようだ。ただ年代が違うこと、3人がスーパーサイヤ人状態であることなどを考慮すると「たしかに、そんなもんかもしれん」と妙に納得したのだった。
なお今回ご紹介したボックスは『おでん屋』30周年記念の特別デザインで、通常の『おでん屋』に付属するカードとは内容が異なる。今回のバージョンだけで数十種類のカードが存在(シークレットもあり)し、通常バージョンや過去のものも合わせると膨大な数になりそうだ。
噂によると世の中には『おでん屋カードコレクター』なるコミュニティもあるようで、その沼のあまりの仄暗さに、私はこれ以上調べるのをやめた。こういうのって集めだしたらハマっちゃうんだよなぁ……。
あ、言い忘れたけどお菓子は普通においしい。おでん要素は1ミリも感じられないが、ちょっとスパイシーで日本人も好きな味。タイへ来たら探してみてほしい。
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.