私がパーソナルジムへ通い、1カ月で8.5キロ減量した件については先日の記事でお伝えした。ダイエットで一番の喜びはもちろん “体重が減ったとき” だが、それとは別のお話として「チートデイ」の嬉しさは言葉にできないものがある。
チートデイとは “体重減少の停滞期” から脱出するため、一時的にあえてカロリーを摂取しまくる行為のこと。1カ月のダイエット期間中、私に与えられたチートデイはたった1日……ってか、1食であった。生涯でこれほどミスれない1食も他にない。
・チートデイは難しい
私が麹町のパーソナルジム『Personal Kick Studio N』へ通ったのは当サイトの羽鳥編集長に薦められたからだが、中でも決め手となったのは、この一言だった。
羽鳥「そこ、チートデイの見極めが ““ 神 ”” なんだよね〜」
ダイエット中の停滞期は心を病むほど辛い。が、素人が独断でチートデイを行うと失敗する可能性がけっこう高く、私はつねづね「信用できる誰かの指示を仰ぎてぇ」と思っていた。
『Personal Kick Studio N』には日々の食事や体調管理などをLINEで相談できるサービス(※ 会費とは別料金。詳細は要問い合わせ)があり、お願いすればチートデイを行うべきタイミングも指示してもらえるのである。これで停滞期も怖くない!!
なお羽鳥さんは「2週に1回くらいチートデイがあった」と言っていたが……私の場合、そもそもの体重が多めだったためか、1カ月で1回しかチートデイのGOが出なかった。頻度は人によって全然違うっぽいので、過度な期待は禁物である。
「思い残すことがないよう、全力で、好きなものを、好きなだけ食べてください!!!」と何度も念を押すのは、私を指導してくれたトレーナーのリナさん。そう……チートデイは “中途半端にやると逆効果” なのだ。自分の体なのに難しすぎるってハナシ。
・ガストが至高
ダイエット中の私の食事は野菜とタンパク質、たまに少量の白米。夜は基本プロテインで済ませていた。
そんなわけなので、私のチートデイのメニュー選びは困難を極めた。だって「1カ月に1度だけ好きなものを食べていい」って言われたら、そう簡単に選べないでしょ? 寿司? 焼肉? ……その程度で欲望が満たせる気がしない。
ってことでチートデイ当日、私はガストへやってきた。
「なぜガスト?」とお思いの方もおられるだろうが、私が一晩悩み抜いた末に辿り着いた答えはガスト一択。なぜならガストには和食も洋食も肉も魚もデザートも全部ある。どれか1つに絞れなかった私は「全部食べよう」という結論に至ったのだ。
「他のファミレスでもよかったのでは?」「そんなにたくさん食べられないでしょ?」「残す気か?」などと思った方は素人。ガストには今年4月から『プチチョイスメニュー』が登場し、いろんなメニューをワンコインで少量ずつ注文できるようになったのである!
ジャン! こちらが私のチートデイの全貌になります!
・全部をちょっとづつ
まずガストには “絶対に食べたいメニュー” というのがある。私の場合は『ハンバーグ』『から好し から揚げ(甘とろだれ)』『チゲうどん(現在販売休止中)』なのだが、逆説的には “毎回そればっかり食べちゃう” ってことになりかねない。
そこをプチチョイスメニューで補充すれば、ダイエットで溜まりに溜まった “和食欲” “パスタ欲” “新規欲” なども一気に満たすことが可能というワケ。久々の炭水化物一気食い……言葉にできない!!!
今回、個人的に気に入ったのは『しらすと九条ねぎの出汁醤油バター(ハーフ)』(税込450円)。普段の私が注文する可能性は限りなく低いメニューなのだが、パスタがモッチリしてリピート確定のウマさだった。
今回このような気づきを得たのも、ひとえにチートデイとプチチョイスのおかげ。ダイエット中にこんなに食べて、マジで大丈夫? と不安になるも、ここから再び私の体重は減りはじめた。やはりプロの目は確かということだろう。
この日は8品ものメニューを注文し、お会計は4500円。寿司や焼肉より安く、満足度は高い。以上のことから「チートデイにガストが最適」という説をご理解いただけたのではないだろうか。ダイエット中の方はマネしてみてほしい。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 Personal Kick Studio N
住所 千代田区麹町3-3-23 麹町プリンス通りビル6F
時間 9:00〜23:00
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.