あなたの好きな言葉は何だろうか? 愛、平和、感謝……などなど人の数だけあると思われるが、私(あひるねこ)の場合は完全にハッピーアワーである。まあハッピーアワーしかないだろうなぁ、挙げるとしたら。アレはいいものだ。

居酒屋やレストランがアルコールを安く提供してくれる魔法の時間帯、ハッピーアワー。と言っても、当然お店によって内容に差はあろう。そこで今回は、有名店のハッピーアワーを比較・検証するという名目で飲みに行くことにした。第1弾はファミレスチェーンのガストである!

・ガストのハッピーアワー

ハッピーアワーというと、例えば17時~19時みたいに時間帯がかなり限られているのが一般的だ。しかしガストの場合、平日10時半~18時と異様に長く設定されている。1日のほとんどがハッピーアワーやないか! 対象となるのは以下の商品。


・アサヒスーパードライ(ジョッキ・グラス)
・角ハイボール
・レモンサワー
・甘くないレモンサワー
・かぼすサワー
・ドリンク de サワー



上記のアルコール類が時間内なら何杯飲んでも税込220円で提供されるぞ。通常だと税込494円の生ビールが、半額以下の値段で飲めるなんてあまりにも熱すぎる! というワケでさっそく注文したのだが……



ここでもう一つ注目したいのが、『おっ! つまみ』という珍妙な名前のメニューである。味玉・蒸し鶏・キムチからなる おつまみ3種盛り『おっ! つまみ』は、税込219円と超激安。



ビールと合わせてもたった税込439円ときた。やっす! しかもガストの場合、アルコールを頼むと無条件で柿ピーが付いてくるのだ。2杯目でも3杯目でも持ってきてくれるため、やろうと思えばこの柿ピーだけで戦うことも十分可能だろう。


・「ファミ飲み」に注力

実はガストは2021年10月よりおつまみ・アルコールメニューを拡充しており、ハッピーアワーの対象になっている『甘くないレモンサワー(通常税込384円)』もその一つ。



だがそれ以上に気になるのが、『ドリンク de サワー(通常税込384円)』というこちらも新しいメニューだ。『焼酎ベース』『ウイスキーベース』の2種類があって、注文すると氷が入ったグラスにお酒が注がれた状態で運ばれてきた。これをどうするかっていうと……



ドリンクバーに持って行って……


好きなドリンクを注ぐ。その結果……


オリジナルサワーが誕生する。


『ウイスキーベース』にコーラを注いでウィスキー・コークにしてみたぞ。ドリンクバーを使えるのは注文1杯につき1回限りだが、たしかにこれは楽しいかもしれない。ただ、個人的にはベースの酒の少なさがちょっと気になったかな。ぶっちゃけ薄い。この倍は欲しいところだ。

・攻め方いろいろ

さてさて、新おつまみもいくつか試してみたい。もっとも安い税込219円の『豆腐一丁』と……



もっとも高い税込549円の『まぐろユッケ』を注文。ユッケは甘辛いタレと相まって想像以上にウマかったものの、値段もそれなりなので当然かなという気もする。



私が好感を抱いたのはむしろ『豆腐一丁』の方で、これはまあ言ってしまえばただの豆腐なんだけども、にんにくをゴリゴリに効かせることによって強制的に味の濃いつまみにしてしまうというパワープレイっぷりが小気味よい。完全に “せんべろ” 要員である。良き良き。



だがしかし。ガスト飲みに関して言うなら、最強のつまみはやはり「から好し」の『から揚げ』ではないか。3個で税込396円と特段安くはないが、その分クオリティは高く、通常の『若鳥の唐揚げ(税込329円)』を注文するよりも遥かに満足度は高い。



もしかしたらガストのハッピーアワーは、「から好し」の『から揚げ』1個に対し生ビール1杯、合計3杯で迎え撃つのが正解なのかもしれない。これでお会計は税込1056円。柿ピーも3袋付いてくるし、十分 “せんべろ” と呼べる範疇であろう。


・最強説

この飲み方が朝の10時半から18時まで可能ってのは、いくら平日限定とは言え強力すぎるよな。ガストのハッピーアワーに隙は存在しないのか。



何やらいきなり最強を引き当ててしまったような気もするが、それもまた縁である。さらなるハッピーアワーを求め、次回もハッピーラッキーに彷徨っていきたい。ではまた。

参考リンク:ガスト
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.