先日、ワークマンの「秋冬新製品発表会」に足を運んで注目アイテムを色々チェックしてきたのだが、シューズコーナーのスタッフが猛プッシュしていたのが “2900円のランニングシューズ” である。その名も「ハイバウンスレインシューズ」だ。
ざっくり説明すると、もともとランニングシューズや普段履きとして人気の「アスレシューズ ハイバランス」に防水機能がプラス。しかも防水シューズとは思えない軽さも実現しているという。最寄りの店舗で同シューズを見つけたので買ってきたぞ。
・ハイバウンスレインシューズ
名前のとおり、雨の日でも走れるのがハイバウンスレインシューズの最大の特徴。担当者曰く、多くのランナーからのリクエストにこたえて開発した商品だそうだ。「雨でも走る方はたくさんいますからね」とのこと。
ちなみに「アスレシューズ ストームランナー」なる防水タイプのランニングシューズもある。ストームランナーは甲の部分もカッパの素材が使われているので全く濡れることはない。一方で、今回登場したハイバウンスレインシューズは……
ワークマン独自の透湿防水素材「イナレム」を採用して蒸れやすさを軽減したという。また適度にフィットする伸縮性のある素材を使用した履き口も特徴だ。つまり、よりランニング向きのシューズとなったってこと。カッパ素材には「蒸れ」という弱点があったのか。
発表会の現場では、実際にシューズを履いて水たまりを歩くコーナーもあった。少し激しめにビチャビチャ歩いてみると……
靴底は「接地面から5センチまでの防水設計」なのでノーダメージ。しかし履き口の辺りは流石に弱点、少し濡れてしまった。つまりランニング中に軽い雨に打たれる程度なら平気だろう。調子に乗って深い水たまりや池の中に突っ込んだら濡れるということだ。
・土踏まずにフィットする
そういえば、先述したカッパ素材のストームランナーの弱点は、ややソールがかためで反発力があまりないことだった。しかしハイバウンスレインシューズはソフトな履き心地で、しかも土踏まずをサポートする形状。足裏とシューズの一体感がある。
ただ、ランナーによっては違和感が出るかも。その場合は、馴染むまで普段履きするのが良さそうだ。
また、担当者の方曰く「伸縮性のある履き口が特徴で足首周りのフィット感が高いため、長く走ると靴擦れする場合もあります。ですので、くるぶしまで隠れる靴下を履くのがオススメです」とのこと。逆にフィット感があるので小石などが入ることはほとんどないという。
くり返しになるが、防水シューズっぽくない軽さがポイントなので晴れの日も履いてOK。カラーはブラックとアクアブルーの2色、普段使いもできるので気になった方は最寄りの店舗をチェックしてみてほしい。
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.