1人焼肉のパイオニア「焼肉ライク」は最近さまざまなキャンペーンを打ち出している。昨年2022年には店舗限定で最大7時間の食べ放題プランを始めたり、2023年6月には総量1キロの肉野菜焼きセットを販売したりと、かなり挑戦的だ。

そんなライクがひそかにハンバーグセットを販売しているのをご存じだろうか? このメニューは店舗限定で、公式サイトにも載っていない。偶然、提供店舗に遭遇したので、ためしに食べてみたところ……、こういうのを待っていた! かなり良いので、オススメの食べ方をお伝えしよう。

・店舗限定直火焼きハンバーグ

思えば、ライクはいつハンバーグを開始してもおかしくなかった。とくに近年はひそかなハンバーグブームで専門店が増えているので、ライクが着目しても不思議はなかったはず。とはいえ焼肉が主力、いかんせんハンバーグは仕込みに手間がかかってしまう。そこで店舗限定での販売となったのかもしれない。

さて、私(佐藤)が見つけた提供店舗は、東京・両国店である。店前を通りかかったところ、たまたま「直火焼きハンバーグセット」(税込890円:ハンバーグ3個)の看板を発見した。


調べたところ、LINE会員限定でメニューの告知が行われており、販売店舗もそこに記載されているらしい。上野店・新宿西口店などで提供しているという情報もある。私は偶然そのお店のひとつに出会ったようだ。


・新たなチャレンジメニュー

入店して卓上のタブレットでセットを注文。すると少ししてスタッフがセットを持ってやって来た。そして「こちらをご覧になりながら、ハンバーグを焼いてください」という。なるほど、通常の肉と違ってじっくり焼けってことだな。


こちらがセット。ご飯・スープ・ハンバーグ・キムチ・生卵・ネギダレ・おろしポン酢が含まれている。別途ミニチョレギサラダ(税込190円)を頼んでおいた。これで総額1080円なら悪くない。


そういえば昨年、すき焼き焼き麻婆豆腐しゃぶしゃぶの販売を実施していたっけな。ついにハンバーグまで出し始めるとは。過去の商品を振り返ると、結構チャレンジしてるよね。



・自分で焼く喜び

では、さっそく焼いてみましょう。このメニューについて来るトングは先が丸い。いつもトングだと掴めないかもしれないものね。


先ほどの画面の説明にしたがって、網の端っこにそっとおく。これで静かに待つのみだ。


「5分以上焼きます!」と書いてあったけど、個人的には5分だとちょっと足りないくらい。もう1~2分プラスしてちょうど良いかもしれないな。


もういいかな。ふっくらと膨れ上がって、中から肉汁があふれ出している。焦げ目がもう少しキレイにつくとさらに良かったかもしれない。こりゃ、焼き方にこだわりが出るかも。ハンバーグを焼くことに凝ってしまいそうだ。


まずはおろしポン酢で食べてみる。うん、美味い! 自分で育てた(焼いた)焼きたてのハンバーグ、それだけでかなり満足できる代物である。



・ハンバーグTKG

続いて2個同時に焼こう。先ほどの1個でおおむね10分くらいかかってしまったので、これ以上時間をかけられない。焼いている間に、空腹のピークが過ぎてしまいそうだから。


焼き上がったところで、まず1つをオンザライス!


その上からネギダレと卵黄を落として、ハンバーグTKGにしてやる。


黄身を潰して卓上の醤油ダレをかけると、とても魅惑的な一品に仕上がった。焼きたてのハンバーグで味わう、TKGの味は……。


もちろん、ウマし! しばらくライクに来ていなかったけど、いつでもこういう食べ方ができるんだったら、またチョイチョイ来たい。そう思えるほど、セルフハンバーグは強力なメニューだ。


1つ食べ終わっても、ハンバーグはもう1つある。「追いハンバーグ」というヤツだ。焼き上がるまで待った甲斐があったよ。しかも焼きたてアツアツだからね、大満足です!



で、オススメの食べ方というのはTKGではなく……。やっぱり焼き上がるのに時間がかかってしまうんだよね。正直、焼いている間に空腹のピークが過ぎ去ってしまったので、ハンバーグをメインとして頼まずに、焼肉セットのちょい足しでハンバーグを注文することをオススメしたい


そうすれば、まずは肉でほどよくお腹を満たして、シメに焼き上がったハンバーグでTKGを楽しめる。それが1番ベストな食べ方じゃないかな。いずれにしても、良いメニューなので全店舗で販売されることを願っている


・今回訪問した店舗の情報

店名 焼肉ライク 両国店
住所 東京都墨田区横網1-3-7 JR高架下
時間 10:00~23:00(L.O.22:30)

参考リンク:焼肉ライク
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24