東京・豊島区の老舗洋食店「キッチンABC」が2022年8月から自販機での商品の販売を開始した。ABCといえば、安くて美味しい洋食を食べられるお店として、長らく愛されているお店だ。
その味が家や職場で食べられる! 実際に購入してみたところ、お店と変わらない美味しさであると判明! しかも、現在オンラインショップを準備中で出かけなくても、あの味を楽しめるようになるかも!
・キッチンABCの自販機
キッチンABCは都内で4店舗を展開する洋食店だ。当編集部の中澤星児は池袋に住んでいた当時、5年間も通い詰めた熱烈なABCファンである。私(佐藤)も何度か利用したことがあるが、一度訪ねたらファンになってしまうほど魅力にあふれたお店だ。とにかく安くて量が多くて美味いのである。
そのABCが自販機で商品を販売している。自販機が設置あるのは、本駒込のABCファクトリー・南大塚店、そして江古田店の3箇所だ。訪ねたのは江古田店である。
せっかく来たのにお店が休み!! あれ? 定休日は今日じゃなかった気が……。でも大丈夫! 自販機があるからお店が休みでも問題ない!
販売商品は2種の料理がセットになってオール1000円。「豚からし焼肉」や「ハンバーグ」、「黒カレーソース」に「チキン南蛮」などである。なお、商品にはキャベツやライスなどは付いていないので、その点、ご注意を。
購入したのは「にんにく焼肉」と「ハンバーグ」のセット。お店が開いていたら店内で保冷バッグを販売しているのだが、営業時間外や定休日に利用する場合は保冷バッグを持参することをオススメする。冷凍商品だからね。
・にんにく焼肉とハンバーグを購入
こちらが商品、製造はABCファクトリーで行っているようだ。
にんにく焼肉はレンジ調理可能だがハンバーグはレンジ不可。どちらも湯せんでの調理を推奨している。
湯を沸かした鍋に入れて、指定の時間までしばし待つ……。
十分に加熱したところで、お皿に盛って完成~! 匂いだけでもすでにABCだ!!
にんにく焼肉は30年前の看板メニューを復刻したのだとか。秘伝のにんにくタレで豚肉と玉ねぎを炒めた一品である。にんにくの香りがやたらと食欲をそそる!
デミグラスソース仕立てのハンバーグは肉厚でとても冷食とは思えない。これはもう完全にお店のハンバーグそのものだよ!
・完全にお店の味!
はたして、自販機の商品は忠実にABCの味を再現できているのだろうか? 中澤星児にその味を見極めてもらった。まずは見た目に関して、中澤はこういう。
「これ完全にABCですね。僕、5年間通い詰めたんですけど、お店のまんまだ」
「うん、味もABCしてる。これ冷食ですか? すごいな」
「ハンバーグもすごいですね。これが湯せんしただけなんてちょっと信じられない」
「ちょっと懐かしさを感じさせるソースの味は、たしかにABCだ」
自販機商品に感動している中澤に、「オンラインショップが準備中で、通販が始まるらしいよ」と教えると……。
「え? 通販するんですか? 家でABCできるの? そんなん天国ですやん!」
と嬉しそうに笑った。
ということで、たとえお店が休みでも自販機で商品を購入しておけば、いつでも自宅でABC! 通販が始まれば年中無休でABCできるぞ! オンラインショップの開店が待ち遠しい!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 キッチンABC 江古田店
住所 東京都練馬区旭丘1-73-13
時間 11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 水曜日(自動販売機は24時間営業)
参考リンク:キッチンABC
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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