「今どき、無人販売所なんてもう珍しくない。どこも一緒でしょ?」、私(佐藤)にもそう思っていた時期がありました……。

2023年1月に広島に1号店が誕生したスイーツ無人販売所「24(トゥエンティフォー)」はひと味違う! 流行りの映えるスイーツを100種類以上扱っており、月に1店舗のペースで新店を出店している。7月29日には、なんと全国に6店舗同時オープン! 8月中にはさらに10店舗以上も開店予定なのだとか。

実際に綾瀬のお店に訪ねてみたら、その魅力が見えてきた! これは今までになかった無人販売所だ

・目標は年内に50店舗

運営元は広島の「トゥエンティフォー株式会社」である。次世代のスイーツテーマパークとして広島初のスイーツ専門無人販売所として誕生した後に、ハイペースで新店をオープン。5月末の段階で年内50店舗の出店(フランチャイズ含む)を目標に掲げている。

現在(2023年7月末)確認できる範囲で、広島・三重・愛知・徳島・東京・愛媛・京都・神奈川の8都県に出店済み。8月の間に鳥取・千葉・山形・群馬への出店が決定している。「飛ぶ鳥を落とす勢い」とはこのことだ。全盛期のいきなりステーキを彷彿させる。


私(佐藤)が訪ねたのは7月29日に誕生したお店の1つ、綾瀬店である。


中に入ると、冷凍ストッカーが整然と並んでおり、一般的な無人販売所と変わらない雰囲気。しかしながら、その品揃えがスゴイ! いずれもどこかで聞いたことがあるような品々である。

まずは秋田県のご当地スイーツ「ババヘラアイス」(児玉冷菓)。そして一時流行った「ロールアイス」(マンハッタンロールアイス)もある。


同じケースには「リッチ果実バー」(アンジュ・ド・バージュ)と、最近原宿に店舗が復活した「コールドストーンクリーマリー」のアイスキャンディがある。


次のショーケースには「纏(まとい)」フルーツサンド。アイスだけかと思ったら、フルーツサンドまで売っているとは!?


こっちには缶スイーツまである。これも2~3年前に大ブームになったよね!


こっちには「おむすびケーキ」があって……。


こっちには「みたらし団子瓶」「トゥンカロン」まである。このほかにりんご飴やフローズンジュースまで売っていた。話題になったスイーツは何でもあるな! こんなに揃ったお店、今までに見たことないぞ!


どれもどこかで聞いたことがあるようなものばかり。原宿や新大久保でもよく目にする品々だ。それらがこの1軒で買えてしまうとは、わざわざ原宿や新大久保まで出かける必要ないやん! しかも話題の取り寄せスイーツも置いてあるので、取り寄せる手間さえ省ける。なんて秀逸なコンセプトのお店なんだ!



・商品を購入

利用方法は他の無人販売所と同じ。備え付けのタブレット端末に商品を登録して、現金かもしくはPayPay・LINE Payで料金を支払う。現金の場合は料金箱に入金する。


ただし、現金の場合はお釣りが出ないので注意して頂きたい。1000円札の両替機はあるものの、10円単位の両替はできないのでご用心を。この手のお店ではレシートが出ない場合が多いのだが、ここはちゃんと発行してもらえるので、その点はとても助かる。


・コンビニを脅かす!?

この日は保冷バッグを持っていなかったけど、お店で簡易バッグ(税込100円)と保冷剤(税込10円)も売っていた。それに入れて持ち帰ることに。約1時間の電車移動で購入商品が溶けてしまうのではないか? と心配したけど……。


全然溶けてな~い! やったね!! 今日も猛暑だったからもたないかと思ったよ。

購入したのは、焼き芋のフルーツサンド(税込700円)、高級チーズケーキ(税込600円)、低糖質とろとろ生プリンのショコラ(税込500円)といちご(税込500円)、それにババヘラアイス(税込400円)である。


ババヘラアイスを除く品々は、溶けてないどころか食べられるレベルに解凍できていなかったので、そのまま冷蔵庫へ。まずはすぐに食べられるババヘラアイスを食べてみることにした。


このアイスは、デパートのイベントで見たことがあるな。秋田の夏の風物詩のひとつとしてよく知られている。


やわらかい甘さのシャーベット状の氷菓で、後味がさっぱり爽やか。今日みたいな暑い日には最高にウマい!


それにしても、流行りのスイーツ専門の無人販売所とは画期的だ。少々値段が高いところが気になるけど、映える商品を24時間いつでも買えることを思えば、ちょっと高くてもアリかもね。

コンビニにはない専門店の味を手軽に買える「24」、ここからトレンド商品が誕生する可能性も考えられる。将来的にコンビニを脅かす存在になり得るかも!? 今後の展開が気になるところだ。

・今回訪問した店舗の情報

店名 スイーツ無人販売所「24」 綾瀬店
住所 東京都葛飾区小菅4-6-1 サンリョウハイツ102
時間 24時間

参考リンク:PRTIMES24
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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