イヤァァァアアア! 職場で叫びそうになった。2023年7月1日に株式分割をしたNTT。それが25分割というなかなか見ない規模だっために、逆に100株(約41万円分)購入したことを以前の記事でお伝えした。つまり、分割後の現在、私(中澤)はNTT株を2500株持ってるわけです。
100株から2500株て。なかなか見ない規模だけにどうなるか興味深いという思いはあったものの……まさか1カ月でこんなことが起ころうとは。
・1カ月の値動き
私がNTT株100株を約4100円で購入したのは株式分割の10日ほど前。ざっくりそこからの値動きを追うなら、1週間くらい前から株価がグングン上がり始め、株式分割2日くらい前には4500円くらいまで上がった。
で、分割直後の価格が171.3円。私が購入した株価は2500株換算で言うと165円なのでこの時点でも結構上がっていることになる。まだまだ含み益は余裕でプラスだ。
その後、分割後は少しずつ下がって2週間くらいかけてマイナスへ。とはいえ、161円で底をついてまた上がり始める株価。すぐにプラスの世界へと復帰した。分割前の購入価格165円を起点に見ていると今のところヒヤヒヤする場面もない。
・まさかの
まあ、株の3分の1は政府が持ってるしな。NTTによると、この株式分割は来年の新NISAを見据えてのものだという。みんなで行こうぜプラスの来年へ! と思いきや、7月25日の午後から株価が突如急落。崖みたいな状態に。それもそのはず……
政府が「NTT完全民営化の選択肢も含め、議論を進めたい」と発表していた。
これは要するに「政府保有のNTT株を売ろっかな」ってこと。時事通信によると、防衛財源に関する自民党の特命委員会も、NTTについて「完全民営化の選択肢も含め、速やかに検討すべきだ」との提言をまとめており、今後、特命委の下に協議の場を設けるのだとか。
・この先どうなるのか
政府を信じた俺がバカだったよ。時に株価は会社よりももっと大きい流れに左右される。そんなことを学ばされたのであった。
ところで、検討しますと発表された直後で株価は163円になったが、もし完全民営化されるとしたらこれからの株価ってどうなるんだろう? 正直、経験したことがないためよく分からない。
そもそも、NTT株の政府保有率はNTT法で定められているから急には無理だろうが、なかなか経験できることでもないので民営化されるまで持ち続けてみるのも一興だ。NTTの今後を見守りたい。
参考リンク:時事通信
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.