ジャンボ! 今回は久々に、リクエストボックスへ届いた読者からの質問に答えたいと思う。3通ほど同じような質問が届いていた。
「(前略)チャオスさんは腰痛、肩こりは大丈夫ですか。日本人はほとんどの人が腰痛、肩こりに悩まされてて、コロナ禍では小学生までが肩こり腰痛に悩んでいるようです。チャオスさんは職業柄クルマをよく乗ると思いますが、いかがでしょうか?」
「質問ですが、運転手をなさっておられて、腰痛になることはないですか? 何か独自の予防法や治療法はありますか?」
「腰痛対策を教えてください(切実)」
なんということだ。そんなに日本の皆さんは腰痛に悩んでいるというのか。わかった。教えよう。なにせ当のオレも腰痛には気をつけているのでな。
ケニアで「腰痛」は非常に一般的だ。ドライバーとして長距離運転をした後や、乗客として長距離バスを利用した移動後など、多くの人々が背中や腰の痛みを訴える。なぜそうなるのか?
答えは、長時間座っているからだ。
そう、腰痛は座っていると、なる。
ドライバーだけではなく、コンピューターを使用している人々、そして学生なども、腰痛を訴えている。
ちなみに、ケニアの刑務所の独房にいる受刑者は、よく背中の痛みを訴える。それはなぜか?
独房には椅子がないからだ。
椅子なしなので、ただ床に座るしかない。そうなると、今度は腰痛ではなく「背中の痛み」になる。これは豆知識だ。
それはさておき、オレの場合も、タクシードライバーとして長距離を移動したり、「待ち」の時間のために長時間シートに座りっぱだと、腰痛の問題が発生する。
なぜこうなるのかオレは考えた。そしてオレなりに導き出した答えは、「同じ場所に座って過ごしたりすると、背骨が潰れてしまう可能性があるから」だと思ったんだ。脊椎に圧力をかけている、というか。
悪い姿勢が、背骨に圧力をかける。しかし、それをなんとかしようとする。だから、腰に負担がかかる……のではないかとオレは勝手に推測しているのだが、詳しい仕組みは病院の先生に聞いてみてくれ。
ちょっと前置きが長くなってしまったが、オレも腰痛に困っている。だが、腰痛をできるだけ防ぐ方法も編み出している。主にドライバー向けの方法なんだが、やるべきことは4つある。
その1:車のシートの角度を適切に調整し、しっかりと背中をサポートするようにセットする。
その2:車のシートの位置も調整し、車のステアリングホイール(ハンドル)との距離が適切になるようセットする。
その3:運転中の腰痛をサポートするため、腰に枕などをあてがう。
その4:運転中は快適な靴を履くこと。
──この4つを守っていれば、ひどい腰痛は防げるとオレは信じている。ではクワヘリ。
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼さまざまな「腰痛ポーズ」を送ってくれたチャオス氏
▼リクエストボックスに質問などを送ってもらえるとチャオス喜びます。よろしくお願いします!