うぉぉぉおおおおおお!! みんな、あの広島のバチクソにやべぇ牛「比婆牛(ひばぎゅう)」が東京でも食えるぞ!!
かつて広島県にある「肉割烹 まさ㐂」をレビューした際にウマかった旨をお伝えしたが、牛の数が少なすぎて、ほぼ広島でしか食えない感じだった。それが期間と数量限定で東京に来るのだ……!
・銀座
場所は銀座にある、広島の物産館「TAU -ひろしまブランドショップ-(以下 TAU)」。初めて来たが、地方のこの手の施設って、どこも立地が凄いよな。
ここの開店11周年を記念して「ひろしま感謝祭」が7月14日から開催中。その一環として、2023年7月19日から25日の期間限定で「比婆牛」を東京に持ってくることにしたそう。
・比婆牛
期間中はTAU 3階の広島イタリアン「メリプリンチペッサ」にて牛グリルの「変化球 由宇の九里くん(1500円)」を
地下1階の瀬戸内ダイニング「遠音近音(おちこち)」では牛カツの「牛カツヤク!! モぅ~食べずにはいられない(1540円)」を、それぞれ1日11食限定で提供するそうだ。
メニュー名がだいぶフザけているが、これはイベント開催のセレモニー的な場で、お笑いコンビ「コットン」の西村真二氏ときょん氏が試食し、その場で命名したもの。西村氏が広島出身ということでの起用だそう。
また、物販コーナーでも1日5パック限定で精肉を販売するらしいので、自分で料理するという手もあるぞ!
え、数が少なすぎるって? まあそれは仕方ないだろう。私が去年、広島県の畜産課の人に聞いた限りだと、年間で200頭程度しか生産されないという話だった。
そもそも元の牛がマジで少ないのだ。そのわりに、比婆牛は遺伝的、血統的にもそこそこしっかりしていたり、農水省の地理的表示保護制度に登録されたりするなど、牛たちのバックグラウンドはぶっちぎりでガチだと言える。
ウマさについても、この牛は気合が入っている。私も食べたが、肉そのものが甘くてヤバいのだ……! 食べておけば、マジなブランド牛についての経験値を稼げるだろう。
・日本酒とか筆とか
TAU11周年記念の「ひろしま感謝祭」では、他にも色々なフェアを実施するもよう。公式HPでは館内の各飲食店やショップでの、汁なし担々麺やお酒の角打ち、そして牡蠣など、広島のウマいものに関して色々やっている旨が書かれている。
食べ物の他には、特産品の熊野筆や、広島東洋カープの応援グッズなども売るそうだ。詳しくは公式HPをご覧いただきたい。
ということで、広島の秘蔵するあまりにもレアすぎる牛「比婆牛」。広島県外で食べられる場自体が珍しいだろう。実は広島は県を挙げて「比婆牛フェア」なる催しを開催しているのだが、提供の店舗がマジで9割広島市内だからな。
県外に出てくる気配があまりに稀薄! 都民はこの機に銀座で食うか、広島に行って食うかの2択と言っても過言ではない。期間も提供数も限られているぞ! 急げ!!
参考リンク:TAU -ひろしまブランドショップ-、広島県
執筆&写真:江川資具