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2016年5月26日から各国首脳が集結し “伊勢志摩サミット” が開催される。2日間の予定だから、当然各国首脳たちによる晩餐会も執り行われるものと思われるが、ぜひその場に出すべき激ウマグルメを今回は紹介したい。

それは牛丼。早くて安くてウマいの三拍子が揃った、日本人のソウルフード・牛丼である。「世界中のトップが集まる場で牛丼なんて馬鹿な!」と思った方は、ぜひ伊勢の名肉店「豚捨(ぶたすて)」の牛丼を一度ご賞味いただきたい。きっと記者の言っている意味がわかるハズだ。

・豚捨の屋号の由来

まずはツッコミどころ満載の「豚捨」の屋号の由来について説明しよう。同店は明治42年創業の和牛の専門店であるが、店内に置いてあったパンフレットには屋号の由来についてこう書かれていた。

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「その昔、豚を飼っていた捨吉という男が食肉店をはじめた。人呼んで “豚捨……ぶたすて”。それがいつの間にか屋号になった。ところがおかしな伝説も生まれた。この店の牛肉があまりにもうまいから “豚なんか捨てちまえ!” と客が豚肉を投げ捨てた。というのが豚捨のはじまりだという」

・みんな知ってる有名店

とんでもなくインパクトのある屋号のためか その知名度は抜群で、記者が伊勢に取材に出かけた際、SNSで「とにかく豚捨が美味しい!」「豚捨行って下さい!」と豚捨コールが起きるほど、豚捨を猛プッシュされた。

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そ、そこまで言うなら……! と足を運んだ豚捨だが、コロッケもミンチカツも最高!! 特に冒頭で述べた牛丼は、食べた瞬間「これは世界一ィィィイイ!」と認めざるを得ない “究極の牛丼” だったのだ。

・牛丼は大人気

記者が訪れたのは、伊勢神宮内宮すぐ近くの「おかげ横丁店」である。店の造りは食べ歩き可能なコロッケやミンチカツ、さらには精肉を販売しているエリアと、牛丼などの食事を楽しむ飲食エリアに分かれており、牛丼は飲食エリアのみでの提供となっていた。

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税込1000円の牛丼を注文してしばらく待っていると、他のテーブルでも続々と牛丼を注文する声が。焼肉セットや牛鍋もあったが、どうやら断トツの一番人気は牛丼のようだ。

・こんなにウマい牛丼を食べたことがない

運ばれてきた牛丼は、黒がかった色の濃ィィイイ牛肉がツヤツヤと光る一杯で、口に入れた瞬間「ウマッ!」と脳に響く、パンチある味わい。特に牛肉自体の旨味がメチャメチャ強く、正直こんなにウマい牛丼は食べたことがない。マジで豚捨の牛丼は牛丼オリンピックでも金メダル確実だろう。

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伊勢志摩サミットでこの牛丼を各国首脳が食べたら、もしかしたらホワイトハウス店が出来ちゃうかも……、いやスペースシャトルの宇宙食になるかも……と妄想が膨らむほどの抜群のウマさであった。伊勢志摩エリアにお立ち寄りの際は、絶対に足を運んでほしい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 豚捨 おかげ横丁店
住所 三重県伊勢市宇治中之切町52
時間 夏期09:00~18:00 / 冬季09:00~17:00
休日 無休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼おかげ横丁の豚捨に足を運んだぞ。
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▼豚捨は、食べ歩きのコロッケやミンチカツが有名らしい。
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▼たしかにウマい! お気に入りはミンチカツだ!!
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▼なお、カラスが狙っているとのことだから注意しよう。
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▼こちらが飲食エリアで食べられる牛丼。マジでウマかった。
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▼これは究極の牛丼や!
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▼ミートサラダもウマかった。
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▼これは絶対に食べるべき! 超オススメだ!!