あなたは「ナン」がお好きだろうか? 私、P.K.サンジュンはナンが大好き! もし広い家とお金があるならば、自宅にナン専用のかまどを設置したい!! やっぱり焼き立て熱々が最高だよね!
それはさておき、日本でもすっかりお馴染みとなったナンであるが、このたびありそうで無かった「明太チーズナン」を発見!! 日本全国3000万人のナン大好きっ子たちよ、ナンにはまだまだポテンシャルがある……っぽいぞ?
・その発想は無かった
ご存じの通り、ナンは生地を専用のかまどで焼いたインドのパン的な食べ物である。パートナーは100%の確率でカレーで、基本的にナン単体で食べる機会はない。カレーあってのナン──。これに異論がある人はいらっしゃらないことだろう。
ゆえに少なくとも私の思考に「明太チーズナン」は存在しなかった。理由はズバリ「カレーと明太子の相性がいいとは思えないから」で、実際問題「明太子カレー」など聞いたことが無い。あったとしても、珍味的な扱いであるハズだ。
・13種類のナン
ところがどっこい、新宿駅南口から徒歩3分ほどのところにある『アジアンダイニング ヤミー』は、いとも簡単にその壁をブチ破ってきた。お店自体はよくある “インドカレー屋” で、向こう出身の方(インド? ネパール? パキスタン?)が経営されているお店である。
パッと見、ランチメニューも「カレー・ナン・ライス・サラダ・ラッシー」という内容で、ボーっとしていると「どこにでもあるインドカレー屋」としか思えないハズ。だがしかし、ヤミーには大きな武器が存在した。それが “13種類のナン” である。
一般的なインドカレー屋では、プレーン・チーズ・ガーリック・ゴマなど、5~6種類のナンが用意されていることが多い。だがヤミーでは全13種類「明太子チーズ」「アボカドチーズ」「ハニーチーズ」「バジル」「メティ(インドの苦みがある葉っぱ)」などが取り揃えられていた。
明太チーズナン目的で来たけどアボカドチーズナンとか聞いてないよ……! 2つ行くか迷ったが、それを言い出したらハニーチーズナンも大いに気になる。今回は大人しくランチセットのナンをプラス600円で「明太チーズナン」に変更した(チーズナンへの変更はプラス300円)。
・カレーなどいらぬ
で、目の前に登場した「明太チーズナン」は食べる前から勝利が確定していた。熱々のナン、トロトロのチーズ、そして大正義の明太子。これがマズいわけがありますか? むしろこの組み合わせはチートと呼んで差し支えあるまい。
で、実際に味も激ウマ! 特徴的なのはナン自体が甘めなことで、チーズ & 明太子の塩分で甘さがより引き立っていた。明太チーズナンは私史上初の “カレーがいらないナン” と申し上げていいだろう。というか、これだけで全然いける。
とはいえ、カレーと食べてももちろんウマい。カレーの風味の方が強いため明太子はかき消されてしまうものの、かと言ってカレーの邪魔はしていない。やや勿体ない気もするが、チーズナンとしても十分に機能していた。
カレーは「ビックリするほどウマい!」というワケではなかったが、一般的な水準は余裕でクリアしている。私の持論は「インドカレーはどこで食べてもハズレ無し」であり、ヤミーもその例に漏れず美味しいカレーだ。
・全制覇したい
未食なのでわかりかねるが、今はとにかく「アボカドチーズナン」「ハニーチーズ」「メティナン」が気になって仕方がない! というか、13種類全部制覇したい!! メティ、気になるよ、メティ。どんな味なんだよ、メティ。
とにもかくにも『アジアンダイニング ヤミー』は意外と無かった「ナンで差別化を図るインドカレー店」であった。ランチでもディナーでも使えるお店なので、ナン大好きっ子たちはぜひチェックしていただきたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 アジアンダイニング ヤミー
住所 東京都新宿区新宿3-35-11 あぜみビル2F
時間 11:00~23:00
休日 なし
参考リンク:アジアンダイニング ヤミー(Instagram)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.