出だしからいきなりではあるが、私(サンジュン)は刀削麺が好きだ。もう、めっちゃ好きだ。ギャル曽根ちゃんレベルに太らない体質ならば、1日1食は刀削麺を食べたい! 日本にいるうちの1000万人くらいは私の気持ちを理解してくれる……ハズだ。
だがしかし、刀削麺は専門店でしか食べられないのが痛いところ。それなりに特殊な料理なので「まあ、そういうもん」と思っていたのだが、なんとプロ御用達のスーパー「肉のハナマサ」で『生刀削麺』を発見! マジかよ、ハナマサって刀削麵まで売ってるのかよ!!
・お店で食べる料理
読んで字の如く、刀で削って作る麺──それが刀削麺だ。私自身、今から20年ほど前にはすでに刀削麺を認識していたが、ここまで店が多くなったのはここ10年といったところだろう。推測の域を出ないが、麻辣ブームと相性が良かったこともあるのかもしれない。
さて、冒頭でもお伝えした通り、日本で刀削麺は「お店で食べる料理」という方が圧倒的に多いハズ。漫画「クッキングパパ」の荒岩さんは自力で刀削麺を作っていたが、そこまでやる人は滅多にいないことだろう。というか、荒岩さんの情熱はたまに怖いんだよな。
・1食当たり104円
で、ハナマサの刀削麺である。正式な商品名は「プロ仕様 生中華麺(刀削麺)」で、価格は5玉入りで519円。ハナマサでは「細麺」「太麺」「つけ麺」などなど多様な生中華麺を取り扱っているが、刀削麺もそのうちの1つであるようだ。
「家で刀削麵が食べられる」ということも嬉しいが「1食あたり約104円」こともまたありがたい。というわけでハナマサの「生刀削麺」を購入し、実際に食べてみることにした。
・4~5分茹でるだけ
見た目は一般的な刀削麺よりよりも黄色がかっているが、これは中華麺を刀削麺風にカットしたということなのだろうか? 調理方法は熱湯で4~5分茹でれば完成とのこと。注意することも特になかった。
今回は市販の「醤油ラーメンスープ」と「汁なし担々麺の具」で食べてみることに。見た目の黄色っぽさにはやや違和感があるが、それでも刀削麺以外の何ものでもない。気になるお味はというと……
おっ? かなり刀削麺やん!
ベロベロッとした口当たりはお店で食べる刀削麺とほぼ同じで、これは100人中100人が「刀削麺」と答えるハズ。そこはかとなく中華麺の風味は感じたものの、家で食べる刀削麺としては文句のないクオリティではなかろうか?
おそらくスープ側に工夫をすれば、ハナマサの生刀削麺はさらに輝きを増すことだろう。スープの問題さえクリアすれば、これまでには無い「おうちで刀削麺ブーム」がやって来る……かもしれない。カルディあたりに美味しい麻辣スープ売ってないかな~?
なお、当サイトの刀削麺好きにも味見をしてもらったところ「普通に刀削麺ですね」「あ、刀削麺だ」と言っていたので、やはり刀削麺レベルは高いと言っていいのではないか? いや、思ったよりも結構刀削麺なのよ。
とにもかくにも、ハナマサの生刀削麺はなかなかの逸材である。これが完成形とは言わないが、現段階ではかなり優良な食材と申し上げておこう。お鍋の後とかに入れても美味しそうだよね! 刀削麺大好きっ子たちはぜひチェックしていただきたい。