勢力拡大を経て不祥事発生。……からの、しょう油ペロペロで逆に復活したっぽい、我らがスシロー。近日中に値段を固定しない “白皿” を導入するらしいが、とにかくスシローは波が激しい! 海のネタを扱っているだけあって……なんてな!!

それはどうでもイイとして、店員さんに「自腹で食べるくらいオススメのメニュー」を聞いてみるこの企画『店員さんの自腹レコメンド』の第10回は、スシローが登場だ。ここで1つお伝えしておくと今回教えてもらったネタの1つを、私はスシローに通い続ける限り生涯オーダーすることあろう。

・店員さんに聞いてみよう!

まずは本企画の概要を説明しておきたい。『店員さんの自腹レコメンド』はその店で働く店員さんに「自腹でも買うくらいオススメのメニュー」を教えてもらうガチ企画である。許可取り等はしていないため、ある意味 “THE・ノンフィクション” と言えよう。

さて、今回のスシロー編であるが、実は私自身は「スシローで食べるネタ」がほぼほぼ固定されてしまっている。まぐろ・塩〆いわし・生ハム・フライドポテトが “俺流四天王” で、その他のネタも合わせて10皿中8皿はレギュラーメンバーの構成だ。

だがしかし、今回店員さんに教えてもらったネタのうちの1つは、四天王すらも瞬殺されかねない圧倒的なウマさ。しかも最安値の黄色皿だったから驚くしかない。冒頭でもお伝えした通り、今後一生頼むヤツと巡り合ってしまった。

で、対応してくれたのは30代の女性店員さん。妙な注文であるにもかかわらずタッチパネルを華麗に操り、ササッとオススメの商品を教えてくれた。私が感動したのは店員さんのドラフト1位ネタであったが、あえて1番最後にご紹介しよう。それでは以下をご覧あれ(価格は都市型店の価格です)。


・茶碗蒸し(250円)

スシローの茶碗蒸しには “あんかけタイプ” もあるが、店員さんがオススメしてくれたのはこちら。これはスシローに限った話ではないが、回転寿司の茶碗蒸しの安定感は異常である。頼んで外すことは無いガチガチの鉄板メニューだ。


・マーラー風味赤えび 揚げネギ添え(150円)

不定期で登場する「マーラー赤えび」も「販売されているときは食べます」とのこと。通常の赤えびも美味しいが、マーラーはやはりインパクトが違う。いきなりマーラー赤えびではなく、淡泊なネタの後に食べるとビックリするくらい美味しいからオススメ。


・〆さばべったらのせ(150円)

「今の時期なら……」という理由で教えてくれたのが、べったら漬けをトッピングした〆サバ。べったら漬けの甘さはもちろんだが、シャキシャキとした食感も心地いい。小技の効くスシローらしい一皿だ。


・あん肝(210円)

唯一の赤皿でオススメしてくれたのが「あん肝」である。まったり濃厚な風味と、ポン酢のジュレの酸味は間違いないウマさ。一口で豪快に行くも良し、日本酒とのアテにしてチビリチビリとつまむもまた良しだ。


・南蛮酊監修 タレザンギ(420円)

「サイドメニューでも何でも……」と伝えたところ、オススメされたのがこちら。スシローの揚げ物は「揚げたてサクサクのクリスピー食感なんだぜ!」なんてことは言うまでもなく、甘酸っぱいタレがかなりウマい。複数人でシェア出来るなら最高だ。


・活〆はまち腹身(150円)

店員さんが真っ先に教えてくれた & 私が大感動したのが「活〆はまち腹身」である。店員さんによれば「毎日あるメニューではないんですが、あれば必ず食べます」とのこと。かつては「レーンでしか流れてこない幻のネタ」だったようだが、現在はタッチパネルでの注文が可能だ。

腹身だけあって脂のノリが尋常ではなく、コリコリとした食感も言うこと無し! それでいて黄色皿で提供されているなんて、ある意味でスシローの “バランスクラッシャー” ではなかろうか? はい、今後一生注文します。


・祈れ

店員さんに教えてもらったメニューはどれも美味しかったが、やはり「活〆はまち腹身」はぶち抜けていた。あまりにも感動した結果、このあと私は合計4皿の「活〆はまち腹身」を注文したことをお伝えしておく。もう1度、今後一生注文します。

当初は「まあスシローだし全部おいしいんだろうな」と思っていたが、その期待値を遥かに上回ってきた店員さんは流石である。活〆はまち腹身は「ある日と無い日がある」ため、祈りながらスシローに足を運んでいただきたい。

参考リンク:スシロー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


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