アメリカでのみ販売されているというカップヌードル「ブレックファースト味」。朝食と言われると、我々日本人は味噌とかを想像するが、ロケットニュース24の英語版であるsoranews24によると、パンケーキ、メープルシロップ、ソーセージ、卵のフレーバーだという。

それ1つにまとめちゃうんスか!? しかも、よりによってカップヌードルで!? 全く味の予想がつかないこの商品はウォルマートでの限定販売。食べてみたいが、現状、ウォルマートのオンラインストアでも販売されておらず、日本での購入は不可能である。そこで日清に聞いてみたところアメリカから取り寄せてくれた。

・中身

パンケーキとスクランブルエッグ、ソーセージが描かれているパッケージ。パンケーキさえ無ければ、普通にウマそうな組み合わせではあるんだけどな。

フタを開けると、ポテトチップスコンソメ味みたいな香りが立ち込める。具は謎肉と例の卵であるところは日本のカップヌードルと同じ。一方で、違うのは乾麺がカップの半分くらいまでしか無いところ。少なっ! と思いきや、日本のカップヌードルと分量を比べてみたら5g多かった。

・作り方が違う

違いと言えば、作り方も違う。どうやら、お湯を入れるのではなく、常温水を内側のラインまで入れて1000wのレンジで4分チンするようだ。1000wはないのでせめて全力の700wでチンしてみたところ……


一応、作ることができた。ホカホカである。ただし……

汁少なっ


ふっくらした麺でカップが埋められている。アメリカのカップヌードルがこういうものなのか、レンジが1000wじゃなかったからなのか判別できないが、カップを傾けないと汁が確認できないくらい底にちょっとしかないようだ。例えるなら、油そばみたいな感じ。

・混乱

混ぜてみたところ、ポテトチップスコンソメ味の香りがさらに押し寄せてくる。ウマそうな香りではあるが、ここに至ってもどんな味なのか想像はつかない。ええい、ままよ! ひとおもいに口に放り込んだ!!

な、なんだこの味は……!? 暴力的なパンチで胃袋より先に胸がいっぱいになる! 飲みこんだ瞬間、喉から太っていくようですらある食べ心地。なんだこれ? なんだこれ? ああ、そうか……


これ、甘いんや

びっくりするくらい甘みしか感じなかったため舌が混乱してしまった。パンケーキと言われればそうかもしれないのだが……カップヌードルだからね? この味は衝撃と言う他ない。

ソーセージは謎肉、スクランブルエッグは例の卵ということなのだろうか。それにしても、パンケーキにフルスイングしすぎだろ。メープルシロップで作った天一みたいになっとる。

・正直言うと

明らかに振り切りすぎなこのカップヌードル。味的には食べられなくはないのだが、正直、朝からこんな甘ったるいものを食べたくない。

というわけで、話題のカップヌードルは日本人感覚で言うとゲテモノのように感じた。っていうか、アメリカ人はこれOKなのか……? 売れ行きが気になるところである。

参考リンク:soranews24
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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