Googleに見切られながらも、それでもなお天下一を目指さんとする「Huawei(ファーウェイ)」。あれ、結局だれが悪かったのか分からんが、ファーウェイはそれでも諦めることを知らない。
まぁそんなわけで、今回は購入した「Huawei MatePad 11(2021年版)」をめちゃくちゃ今更だが紹介しレビューしていきたいと思う。
・外観
まずは外観から……といきたいところだが、正直言うと別に奇抜なところは無い。よく言えば普通なデザイン、悪く言えば某リンゴタブレットみたい。
カメラの位置的に横置きがデフォだろうか。電源ボタンは左側、ボリュームボタンは左上にある。電源ボタンに赤色のアクセントがあるの正直かっちょいいと思う。
クアッドスピーカーのスピーカーは左側に2つ、右側に2つと計4つのスピーカーグリルがある。充電ポートは右側でUSBタイプCを使う。イヤホンジャック? そんなのとっくの昔に絶滅したよ!!!(悲)
インカメは横置きすると上に来るよう側面に埋め込まれてある、画素数はたったの8MP。近接センサーもついでに。
メインカメラは13MP。まあタブレットのカメラはこんなもんか。
そして背面だが、光沢感が無いマット素材のような質感を持っている。それでも指紋はつくという、まあケースで隠れるから気にしないけど。
MicroSDカード対応で、下の方に挿入口がある。ちなみにこのタブレットはWi-Fiオンリー。
そんでタブレットの主力の1つである画面。IPS LCD画面で10.77インチとちょうどよい大きさ。ベゼル(枠)もちょうどよい太さで、結構持ちやすいし操作しやすい。
もちろんリフレッシュレート120Hzに対応。どちゃくそスムーズ、スルスル操作できる。
・スマートキーボード
このタブレットを購入すると無償でついてきたスマートキーボード。タブレットをパソコンの代わりとして使いたかったのでこれはありがてぇ……
皮(人工?)素材から作られていて、実に大人って感じがする。左上にある金色の「Huawei」の文字も高級感を出していて本当に良い。
マグネットでくっついて、そのまま電源補給と自動的に接続されるのでめっちゃくちゃ楽ちん。充電不要という点がもう最高。
・M-Pencil
そしてタブレットでノート書きやお絵描きするには必要不可欠なタッチペン。こちらもファーウェイ公式の「Huawei M-Pencil 2nd Gen」を揃えたよ。価格はインドネシアだとRp1.200.000(約10700円)。
見た目は某りんご鉛筆そっくりだが、ペン先が透明になっていて少し面白い。予備のペン先もついてて、そっちは白色不透明だ。
充電方法と接続は某りんご鉛筆そっくりでタブレットにくっつけるだけで簡単接続&充電。マグネットもめっちゃ強いので乱暴に扱わなければまず落ちることは無いだろう。
筆圧も対応してるので、お絵描きに便利かも。
・性能
僕がこのタブレットを選んだ理由はなんといっても性能にある。スナップドラゴン865搭載というまあ大変ステキなモノを持っていて、なお値段はRp6.500.000(約58000円)。
メモリー6gb、内部ストレージ128gb搭載でこの価格はコスパ最強すぎません?
動画視聴、メモ取り、お絵描きはもちろん、重いゲームもサクサク捌いてくれる。『原神』も「高」設定で難なく遊べるよ。
『ねこあつめ』ももちろんできるよ、縦向きしかできないけど。
上にも書いたが、スピーカーは4つ搭載されており、もちろんステレオスピーカー。高い音、重い音ともに感じ取れて、出す音はキレイで迫力を感じられる。ゲームはもちろん、動画や映画の音を楽しむことができる。
僕の妹いわく「映画館にいるときみたい」。
ペンも優秀で、ストレスをほぼ感じない。紙の上で書いてるかのようにスルスル書ける。ノートはもちろん、絵も楽しく描ける。
マルチタスクももちろん簡単にできる。任意のアプリをアプリの上に浮かせることでアプリを切り替えずにさっと作業可能だ。まあこれぐらいできないとタブレット務まらないからね。
・Googleできない……と思った?
もう知っていると思うが、ファーウェイデバイスにGoogleの機能は一切無い。Googleアプリというより、そもそもGoogle Playストアすら無いので、僕みたいに何もかもGoogleと紐付けしてしまったGoogleの奴隷には少し厳しい。
……が、実は突破口がある。それが「LightHouse」だ。
『LightHouse』を簡単に言えば「Googleアプリを起動できるようにしてくれるアプリ」。このアプリを使ってGoogleアカウントにログインしたり、管理することができる。
そして、このアプリがあれば本来は起動できないはずのGoogleアプリが起動できてしまうのだ。例えばYouTube、自分のアカウントにログインして動画を視聴できるし
Googleドライブももちろん使えるよ。
ただ、完璧じゃないのでできないことも多い。例えば、大学のアカウントが使用できないこと。大学のアカウントは一応Googleと連動しているが、少し特殊でこれはどうしても使うことができなかった。だから大学のアカウントに紐付けられたドライブやクラスルームにアクセスできない。
そして「Google Play 開発者サービス」を必要としているゲームは遊ぶことができない。起動させるとエラーが出て即終了してしまう。「ブルーアーカイブ」や「アスファルト9」はこの状態に陥って遊ぶことができない。
残念である。
・〆
とまあ、Googleの機能やサービスが使えなくて正直言うと結構使いにくいと思うが、まあそこは慣れる他方法は無いと思う。ただ、性能が高くコスパも凄く良いだけに本当に惜しい。「LightHouse」というアプリを入れればGoogleアプリが使えるようになるが、満足に使えるにはまだほど遠い。
Googleサービスをそれほど使わない人ならいいが、僕のようなGoogleサービスを駆使している人にはまだまだオススメしない。対処法を知らない限り、このタブレットを使いこなすのは困難であろう。ただGoogleの面以外では、心強い味方になること間違いなし。
もしご購入を検討されている方がいれば、まあ待って欲しい。実はMatePad 11(2023年版)が発売を始めたらしい、スナドラ870搭載に地味ながら色んな面が強化されているので、そちらの方を買うことを僕はおすすめする。
それでは、Sampai Jumpa Lagi!!
参考リンク:Huawei公式サイト、「Huawei MatePad 11」ページ
執筆:アキル
Photo:RocketNews24