突然だが皆さんは自炊をしてるだろうか? 1人暮らしの長い私(中澤)は自炊が結構好きだったりする。ただ、面倒くさがりでもあるため普段作るのは名前のない料理ばかり。『なんか肉をジャーっと炒めてケチャップかけてみたヤツ』とかだ。一番のポイントは洗い物を少なく済ませること。
もちろん味付にはある程度こだわるが、自宅でやる料理は多かれ少なかれそんなもんである。それゆえか、この度、森永乳業が公開した「社員が自宅で密かにやっているレシピ」には衝撃を禁じえなかった。自炊でこんなの作ってる人いるの!?
・PRONTOのモーニングかよ
森永乳業商品のオススメの食べ方を紹介するこの特集。第2弾の今回は「国産生乳消費拡大レシピ」とのことで、研究所の社員が自宅で密かにやっている『森永のおいしい牛乳』『クラフト フレッシュモッツァレラ』『フィラデルフィア クリームチーズ』のレシピがいくつか公開されている。
おいしい牛乳を使ったクリームシチューや、フレッシュモッツァレラを使ったチーズトーストなど、自炊オーラのあるメニューが並ぶ一方、私が衝撃を受けたのが以下のメニュー。
『クリームチーズでお手軽カプレーゼ風トースト』
──って、どこがお手軽やねん! ミニトマトとバジル乗っ取るやないか!! 私の感覚で言うと、むしろ家トーストに手間かけすぎである。PRONTOのモーニングちゃうねんから。
投稿者も記載されていたので見てみたところ、「レシピの開発担当者」と書かれていた。さすがである。家の台所、絶対カウンターキッチンだろ。
・作ってみた
いや、でも面倒くさそうに見えて作ってみたら案外お手軽なのかもしれない。だとすると、一転、自炊でコスパが良い料理ということになる。そこで実際に作ってみることにした。まずは、必要な材料を揃えてみたところ……
<材料>
・食パン
・フィラデルフィア クリームチーズ
・ミニトマト
・オリーブオイル
・塩
・コショウ
・バジル
この時点ですでに面倒くさいのは気のせいだろうか? ちなみに、バジルは近所のスーパーに売ってなかったので、振りかけタイプのものを使う。詳細な分量は書かれていないが、幸い、そこまで繊細な料理でもなさそうなので適当に再現することにした。まずは、食パンをトーストする。
次に、『フィラデルフィア クリームチーズ』を塗る。ハッキリ言って、私だったらこの時点で完成だ。家トーストにおいてクリームチーズの先に行きたいと思ったことがない。
・クリームチーズの向こう側
だが、このレシピにおいてここはまだ道半ばも半ば。お次はミニトマトを乗せなければならない。が、ここで気づいた。参考の料理画像のようなものを作るにはミニトマトを切る必要がある。ミニトマトを切るということは包丁とまな板を使うということ。クッ、洗い物が増えた……!
そこにオリーブオイル、塩、コショウをかけて完成。実際、作ってみて分かったのだが……
やっぱり面倒くさい。
これを家で誰に食べさせるわけでもなく密かにやってるの半端ないって。トーストが完全に余所行きの顔してるもん。だが、それゆえに家トーストのレベルではないウマさだ。
・思わずもう1回作った
クリームチーズだけだとまったり感が強いのだが、バジルの香りとミニトマトのフレッシュさが後味を爽やかにしている。また、これに塩、コショウ、オリーブオイルを合わせてくるところがオシャレ。
思わずもう1回作ってしまった。試しにトマト抜きで食べてみたら、やはりフレッシュさが欲しくなる。1度食べると無駄がないように感じるところはレシピの開発担当者の本領発揮と言えるだろう。
・マリトッツォ
ちなみに、「社員が自宅で密かにやっているレシピ」には他にも、ピンチョスとかマリトッツォとか信じがたいメニューが散見される。自炊でマリトッツォ作ってる人いるんだなあ。
全員の家にカウンターキッチンがないと納得できないこれらのレシピ。きっと内装も白貴重で家具は木だろう。ほの暗い新宿2丁目の雑居ビルの一室で食べていても、そんな情景まで思い浮かんでくる味はさすがと言わざるを得ない。気になる方は参考リンクにPRページを入れておくので見てみてくれ。
参考リンク:PRTIMES
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.