花見が好きである。ただ桜を見ながら食事をするだけなのに、なんであんなに楽しいのだろう。

長かった外出自粛ムードも終わり、今年はようやくお花見が楽しめそうである。公園でのんびり花見もいいけれど、意外と場所取りとか大変だったりもする。

東京近郊でお花見をするなら勧めたいのが水陸両用バス「スカイダック」のお花見コースである。

バスに乗ってのんびり隅田川沿いの花見の名所をめぐるんだけど、これがとっても楽しいのだ……!

・川にダイブするバス

水陸両用バスの「スカイダック」と言われても知らない人も多いと思う。こちらは名前の通り、バスとして道路を走るだけでなく、まるで船のように水の中を走行できるという珍しい乗り物なのだ。

陸上はタイヤで走行し、水上はスクリューで航行しているとのこと。船底に車輪がくっついたような、一風変わった形。

この「スカイダック」のバスツアーで、桜のシーズン限定で「スカイダック東京 とうきょうスカイツリーコース 桜WEEK」というお花見コースを運行しているのだ。


・隅田川沿いの桜の名所をまわる

出発地はスカイツリーのふもとから。

ホップバスチケット売り場という、スカイダックのチケット売り場横のバス停からスカイダックに乗車する。

ガイドさんが見どころやフォトスポットをばっちり案内してくれるぞ。

隅田川沿いをぐるりと回ったあと、錦糸町方面へ。桜と隅田川、スカイツリーが見えるフォトスポットで大盛りあがり!

この花見ツアーのいいところはバスの座席位置が高いので、桜が近いこと! 桜の花の中を走ってるようにも見える!

そして、桜の名所である錦糸公園、猿江恩賜公園を走っていく。

このまま荒川を目指して都営新宿線の東大島駅の方へドライブ。旧中川・川の駅に着いたところで、いよいよバスが荒川へ飛び込む! まるで遊園地のアトラクションみたいに豪快なスプラッシュをあげる!

これがめちゃめちゃ面白い。服が濡れることもあるそうなので、心配な人はレインコートを持参したり、濡れてもいい服で行くのがいいと思う。

しかし、傍から見るとバスが川にダイブしてるようで事故っぽくも見えるかもしれない……。

ここからは荒川をのどかに水の旅。

車窓から桜の咲く荒川土手を眺める

川沿いに大きな団地が見えて、ちょっと金八先生の舞台みたい……。ジョギングする人や、川辺で釣りをする人たちの姿も見れる。

スカイダックは近所の人の人気者。川岸からみんな手を振ってくれる! 土手、桜、みんなの笑顔……なんとも幸せな時間である。

ルートが観光地っぽい場所ではなく、地元の人たちに根付いた場所というのがめちゃくちゃいい。

川を走ったスカイダックの掃除のため、川辺の公園でしばらく休憩。

土手を歩いて桜を眺めたり、とにかくのどかな時間がすぎる。

再び陸路を走って、亀戸や浅草方面をドライブして、スカイツリーへと戻る。


・予約受付中

2023年の「スカイダック東京 とうきょうスカイツリーコース 桜WEEK」は3月25日から4月5日までの運行。10:00 / 13:30 /15:40 の3回開催で所要時間は約90分。

運賃は大人2900円、子ども1400円 (4月1日からは大人3000円、子ども1500円)となっている。すでに予約受付中なので、皆様もぜひ! お子さん連れだと、より楽しめると思います。


参考リンク: スカイダック
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
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