やっと届いた……! LIXILから、正真正銘 “ホンモノ” の浄水カートリッジが届いたぞー!! 注文したのは約1ヶ月ほど前。なぜ注文したのかと言えば、ウチの浄水カートリッジにニセモノ疑惑が生じていたからである。

詳しくはLIXILによる注意喚起ページをご覧になってほしいが、要は「ネットの世界でLIXIL浄水カートリッジのニセモノが横行している」らしいのだ。

同社が発表している5つの “ニセモノの特徴” の中に「正規品の価格に対して著しく安い」というものがあった。一方、私が昨年末にAmazonで購入した浄水カートリッジは、著しくはないが、微妙に安かった。もしや……?

・ことの経緯を簡単に説明

まずは、なぜ私が「ウチの浄水カートリッジ、ニセモノかも?」と思い始めたのかといえば、LIXILが「ニセモノが横行しています!」という広告を打ちまくっていたからである。その広告に気づいたのが今年の2月。

広告の飛び先は、先述の通り注意喚起ページ。読めば読むほど「ウチのがニセモノなのでは……?」と思うようになり、ソッコーでLIXILの「定期便」みたいなコース(数ヶ月ごとに本物が送られてくる)を契約した。

しかし初回が届くのは約1ヶ月後。それまでの間は、ホンモノなのかニセモノなのかハッキリしない状態で浄水モードを使うハメに。とりあえず飲んで違和感は感じないが……気分的にはよろしくない。早く届いてくれーっ!


・定価より1710円安く購入

あらためてAmazonの購入履歴を見てみると、私がLIXILの浄水カートリッジ(JF-K11-A)を購入したのは2022年の11月。ちょうど引越ししてから1年目であり、交換時期かなとAmazonで購入したのだ。

購入金額は5118円だったが、よくみるとAmazonギフト券2082円ぶんを使っての5118円だったので、販売価格的には7200円。一方、LIXILの公式販売価格は8910円(※4月より少し値上げして9350円に)。その差、1710円。

微妙である。「著しく安い」と言えば「著しく安い」し、そのくらいの値引きはAmazonではよくあること……な気もするが、いずれにしても販売しているのはLIXILではなく、京都に住所のある謎のショップ。怪しい……。



・やはりニセモノなのか?

そんなこんなでようやく届いたのだが、私は外箱ならびに梱包具合を見た瞬間に「あ、前にAmazonで買ったのはニセモノかも?」と思った。なぜなら、確実にこんなパッケージではなかったからだ。リニューアルしたのかもしれないが……。

ともあれ、まずは実際に「Amazonで微妙に安く買ったやつ」と「正真正銘のLIXIL純正品」の外観を見比べてみたところ……

正直、違いはよくわからなかった。


・水質比較

次に、「ニセ疑惑」「水道水」「ホンモノ」の3つの水を用意して、さまざまなチェックを行ってみることに。


まずは、『おいしい水検査キット』で測定できる「全硬度」から測ってみたところ……


ぜんぶ同じ。

もし違ったとしても、学のない私は「全硬度」の違いをどう説明すれば良いのかわからなかったので、この結果には別の意味でホッとした。


続いては、「残留塩素」について測定してみたところ……

これはハッキリ出た!

残留塩素があるのは「水道水」のみで、色から判断するに数値的には「0.4」といった塩梅。一方、「ニセ疑惑」は「ホンモノ」と変わらず。


最後に、「ピンクに染まると塩素が残っています」と書いてある『ウォーターチェッカー』でも測定してみたところ……


これまた水道水のみの反応……。

「ニセ疑惑」「ホンモノ」を凝視して見比べてみても、その差はないように思えた。

てことは、前にAmazonで買った「微妙に安いLIXILの浄水カートリッジ」もホンモノだったのか!? でもパッケージは確実に違ったし……。ううむむむ……。


わからん。


もう、何がホンモノで何がニセモノなんだかわからん……。そんな世界に、いま我々は、生きている。


参考リンク:LIXIL「ご注意ください!弊社ブランドを騙った浄水カートリッジの粗悪品(偽物)が販売されています」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24