あと5分……布団とのバトルが繰り広げられる朝。特に、冷え込みMAXの今日この頃、布団の魔力は半端ではない。ラリホーでも唱えられてるかのようだ。
出社時間に追われ、体を布団から引きはがすように起きる度に思わずにはいられない。冬眠してェェェエエエ!
・熊になりたい
多分、そう思ったことがあるのは私(中澤)だけではないと思う。仕事もしなくていいし、冬の間ずっと眠れるなんて最高じゃないか。冬眠ができるというだけで熊になりたい。
そこで登別クマ牧場に熊を見に行ったところ、ケージの中にいる熊がダンスみたいに一回転したりしていた。客がそれに喜んで芸をした熊のところに餌を投げる。要するに、餌をもらうために仕事をしていた。世知辛え。
・クマ牧場の熊は冬眠しない
とは言え、そこの熊たちは野生に比べるとぬるま湯だということもヒシヒシと伝わってきた。掃除してくれるし、餌も用意されているし、多少窮屈だったとしても快適な環境は整えられており、多くを望まなければ生きる上で都合は良いはず。ゆえに、クマ牧場の熊は冬眠もしない。
一方、野生の熊は食料がゲットできるかどうかすら分からないわけだ。そして、もし食料がゲットできなかったら死ぬ。我々は、仕事でノルマがこなせずとも死ぬことはないが、逆に言うと、ノルマがこなせなかったら死ぬ仕事だとしたら、ブラックを越えてもはや裏社会すら感じる。
・冬眠明けのプレッシャー
なお、クマ牧場の公式サイト情報によると、野生のヒグマは12月から翌年4月まで冬眠するという。年末年始の1週間ですらサザエさん症候群がヤバイというのに、120連休の最終日はどれほどの憂鬱なのか。しかも、連休明け1発目の仕事に失敗すると死ぬのである。冬眠明けのプレッシャーエグすぎるだろ。
というわけで、もしも、私が熊だったら冬眠明けに鬱になると思う。い~いない~いな♪ に~んげんって良~いな♪
参考リンク:のぼりべつクマ牧場
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.