コメダ珈琲店と言えば、言わずと知れた逆写真詐欺の帝王。料理写真より実物の方がボリューミーで客を戸惑わせた前科は数え切れず。昨年2022年には「軽いお食事」がビッグマックより量が多いという事実まで判明した。

そんな帝王・コメダが2023年1月1日から販売開始した福袋は2種類。5500円と7500円なのだが、価格を知った時点で私は “帝王の泣き声” を聞いたような気がした。というのも……


値段が上がってる!


昨年2022年バージョンは5000円と7000円だったので、それぞれ500円ずつアップしているのだ。さすがに帝王・コメダもここ最近の不況には勝てなかったか……と思ったが、そもそもコロナや円安などがある中で、今までと同じ価格を期待する方がムチャというものだろう。

何よりコメダはこれまで何度も逆詐欺をカマしてきたのだから、値上げは “正常化のサイン” という気がしなくもない。これはもしかして、帝王・コメダもついに逆詐欺界から足を洗うのか?

と思いながら福袋を開封したら、全然そんなことはなかった。今年も安定のコメダ!


・コンパクトサイズのトートバッグ

さて、今回紹介する5500円福袋を見たときの第一印象は「ちっちゃ」だった。なんというか、OLのランチバッグ的なサイズ感で、一般的な福袋に比べたら小さめ。

デザイン的にもあまり派手ではなく、悪く言えば目立たない。ただ、袋自体の作りはしっかりとしており、そう簡単には破れなさそう。長く使えそうな気配がするぞ。


肝心の中身はというと……


コーヒーチケット(6枚)!

※綴り枚数は店によって異なる


スナックチケット3枚


ハンドクリーム!


このハンドクリームは “meet tree” というメーカーのもので、調べると1320円(30ml)。いつも薬局で1番安いハンドクリームを選んでいる私からすると「30mlで1000円超え!?」とビビってしまうのが正直なところだが、それだけ良いものなんだろう。

さて、3つで合計どれくらいかというと……


・ほぼ元が取れた

ざっくり計算したところ、この時点で福袋の代金(5500円)の元が取れたようだ。福袋には他にも色々入っているのだが、それは実質タダということになる。つまり……


ドリップコーヒーも……


珈琲ばうむも……


コーヒービーンズチョコも……



縫い目がしっかりしたバッグも……


タダみたいなもの!



【コメダ珈琲店5500円福袋の中身】

いちおう福袋の中身をすべて書き出しておくと、こんな感じだ。

・トートバッグ
・ハンドクリーム(meet tree)
・スナックチケット3枚綴り(山食パン3枚入り / ミニシロノワール / 手作りたまごドッグ)
・ドリップコーヒー5杯分
・ボトルコーヒー(プレミアムコーヒー ソフィア)
・コーヒービーンズチョコ
・珈琲ばうむ
・コーヒーチケット1冊


・気をつけるべき点

というわけで、得か損かでいえば間違いなくお得な5500円福袋だが、1つ大きな注意点がある。何かというと、コーヒーチケットを使えるのが福袋の購入店舗のみってこと。早い話が、自宅や職場近くの店舗で購入しないと意味がないのだ。

福袋がどうしても欲しくて、普段あまり行かないエリアにまで足を伸ばしたくなる気持ちはわかるが、ムチャをしてもあとあと地獄。よって、もし最寄り店舗で福袋が売り切れていたら早く気持ちを切り替えた方がいい

シロノワールでも注文して、存分に新年1発目の “コメダ初め” を堪能してくれ。

参考リンク:コメダ珈琲店
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼コーヒーチケットが店舗限定なのは「正月はムチャせずにゆっくり過ごせ」という帝王コメダからのメッセージ……かも。なお、使用期限はない

▼一方、スナックチケットは2023年3月31日まで

▼トートバッグはオーガニックコットン使用で、サイズは横約33cm×マチ約12cm×高さ約19cm

▼外側にポケットが1つ

▼ハンドクリームは「ヒノキ」の香り