年末が来る度にやりたいと思うネタがある。それは「除夜の鐘、感謝の1万発ライブ配信」だ。でも、リアルにやろうと考えたら、まず除夜の鐘を自由につくことができないし、数日はかかるだろうから体力的にも厳しい。その間記事もあげられないし、当然、1人では無理だ。
ロケットニュース24にこういった大ネタがあがる時、他のメンバーがいるからこそチャレンジできるという側面がある。例え出演していなくとも、小さいメディアだからこそ全員で作っているのだ。必然的に、私(中澤)は自分1人ではできなかった記事が印象に残っている。そんな私の2022年私的ベストは以下の通り。
・【陰謀検証】北京オリンピックは本当にやってるのか? 現地に行って確認してみたら衝撃 → もう終わってた
北京オリンピックって今年だったんだな。そう思ってしまうくらい遠い記憶になっているのだが、今年のことと思えないのは、この記事の旅が個人的にとても印象深かったからというのもあるだろう。こういうこともあるのが突撃取材。なお、内容は全くないので暇な人だけ見て欲しい。
・【ガチ】鳥貴族に「貴族」と行ってみたら虜になった / 貴族がオススメするトリキメニュー3選
突然だが、あなたは貴族に会ったことはあるだろうか? 貴族と鳥貴族に行った本記事。「貴族の私服ってこんな感じなんだ……」という新鮮な感動があった。言うまでもなく内容はゼロだが、鳥貴族の社長である大倉忠司さんにツイートされるというミラクルを呼んだところはさすが貴族と言えるだろう。
・【実録】屋久島の山中に「謎の呪文だらけの東屋」が → そこに書かれた番号に電話したらおじいちゃんが出る → 会ってみた結果
旅には発見がつきものだ。今年は、北海道に始まり、大阪、名古屋、熊本、屋久島、鹿児島、北海道と色んな場所に行ったが、一番想定外だった出会いは本記事だったと思う。また、見つけただけでなく、東屋の持ち主にまで迫れたのは本当にミラクルであった。今でも、首飾り大事にしてます。
・【衝撃】コメダ珈琲店のハンバーガーをアメリカ人に食べさせてみたら意外な事実判明! アメリカにはアレがないってマジですか!?
フジロックにも出演していたりするリンゴ・デススターがさらっと出てきたら面白いんじゃないかと思って、ツアー先で思いつきでやってみた記事。しかし、結果は、アメリカにまさかのアレがないという衝撃事実を知ることになり、情報面でも面白い取材になったんじゃないかと思う。
一方で「リンゴになんてことしとんじゃ」という声も多かったが、後から聞いた話によるとリンゴ的には「旭川楽しかった」と言っていたそうなので胸をなでおろした。また来てね。
・【立ち食いそば保存版】そば屋300店を巡った私がオススメする「都内の外せない店9選」
ロケットニュース24の記者をやり始めて7年が経つ私。1本目の記事は立ち食いそば放浪記の第1回であった。そんな連載がついに300回へ。連載し始めの頃は、そばマニアたちからの批判の声がヤバかったが、今ではライターとして武器の1つになっているからやめないで良かったなあと思う。継続は力なりだ。
──以上、振り返ってみると、今年は色んなとこに行って色んな人に会った1年だった。出不精な私としては頑張ったように思うが、これもひとえに読者の皆様に楽しんで欲しいゆえ。
トゲトゲしい話題も多い今日この頃、記事を見ることで少しでも和んでいただければこれに勝る喜びはないのである。というわけで、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.