突然ですが、問題です! 次の言葉を10秒以内に漢字で表記しなさい。


「カプリチョーザ」


さあ、みんなで考えよ~~!!

・「カプリチョーザ」を漢字で書きなさい

わかったかな? 「そんなの漢字で書けるか!」と半ギレ気味のそこのあなた! ちゃんと漢字表記があるんですよ。では、正解をお伝えしよう。正解は……



「華婦里蝶座」でした~!!


この看板は、東京・渋谷の本店入り口に掲げられているものである。ちなみにお店のある建物は「カミニート」というショッピングモールだ。カニミート(蟹肉)ではないのでお間違えのないように。なお、カミニート(caminito)とはスペイン語で「小道」を意味するそうだ。



・伊太利亜飯店 華婦里蝶座

カプリチョーザは本多征昭氏によって1978年に渋谷に誕生した。82年にこのカミニートの1階に移り、今も営業を続けている。34歳で創業した本多氏はそれからわずか10年、44歳という若さで他界した。しかしながら、本場の技術・本物の味を安くてたくさん食べられる店づくりは、現在もしっかり継承されている。

店内の「伊太利亜飯店 華婦里蝶座」の看板を見ると、もしかしてイタリア料理を指す「イタ飯」の語源はこの伊太利亜飯店から来たのではないか? と思えてしまう。残念ながらイタ飯の正しい起源は不明だ。


さて、注文したのはカプリチョーザ定番の「トマトとニンニクのスパゲティ」(税込1150円)。それをサラダセット(ドリンク付き税込850円)で頼んだ。


ガツンと来るニンニク臭! 匂いを嗅いでいるだけで満腹中枢を大いに刺激される。ほのかに香る唐辛子も良い刺激だ。


麺は完ぺきなアルデンテ、噛むとプツンと弾ける歯ざわりが心地いい。トマトの優しい甘さとニンニクの辛味が調和して、食べれば食べるほど、さらに食べたくなる。まさしくクセになる味だ。


器に残ったソースがまた美味いんだ。バゲットを浸して食べるのも良いだろうし、ひょっとすると白ご飯にも合うかもしれない。いや、合う! 絶対に合う!! 門外不出、秘伝のレシピもまた創業以来継承されている財産の1つだ。


イタリアンといえば「サイゼリヤ」という人も、たまにはカプリチョーザを利用して頂きたい。サイゼにはない本格的な味とボリュームに、感動を覚えるはずである。


・今回訪問した店舗の情報

店名 カプリチョーザ渋谷本店
住所 東京都渋谷区 東1-3-1 ショッピングプラザカミニート1F
時間 11:00~15:00 (L.O.14:30) 17:00~22:00 (L.O.21:30)
定休日 水曜日

参考リンク:カプリチョーザ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24