三重県伊勢市の和菓子屋 赤福 が誇る、知名度も人気もぶっちぎりの名物 赤福餅。かつて都内では三重県まで行くか、運よく近所の百貨店なり何らかのイベントなりに出店していないと買えなかった。

それが変わったのが2020年。10月3日から通販が始まり、どこにいても食べられるように。こうしてより身近になった赤福餅だが、いつの間にか新作が登場。

有難いことに、こちらも2022年10月3日から通販で入手可能になっていたもよう。その名も「白餅黒餅」。まさか赤福が “赤” 要素の無い餅を出してくるとは……気になったので食べてみたぞ!

・amazon pay対応

購入はもちろん公式HPから。白餅4個、黒餅4個の計8個入りで、税込み1000円だ。

支払いはamazon payに対応。こういうの、専用のアカウントを作らないといけないパターンだと一気に購入のハードルがあがるものな。


こんな感じでサクッとオーダー完了。なお、通販なので送料がかかる。合計で税込み1620円。私のところまでの送料は620円だったが、お住まいの場所によって変動するぞ。


・黒砂糖と白小豆

到着したのがこちら。


外の包み紙を剥がすと、中に簡単な解説的なモノが書かれた紙が。黒餅は黒砂糖味で、白餅は白小豆を使ったものなもよう。世の白餡には白小豆Verと白いんげん豆Verがあるが、赤福は白小豆のようだ。


そしてこれが中身。白餅と黒餅が交互に入っている。ノーマルの赤福はほのかに赤みのある色合いだった。それに対し、黒餅は確かに黒い気がする。


・黒餅

まずは黒餅からいってみよう。


食べてみると……おぉ! なんちゃって黒糖餡にありがちな、ほぼただの餡子みたいな感じじゃなく、ガッツリと黒糖だ! 粘度が高い黒糖を食ってるみたいな黒糖度。

これはウマい。普通の餡子を使ったノーマル赤福とは、全く別物の味わいになっている。黒糖の特性か、餡子自体がハードめなテクスチャで、ややドライな口当たりなのも、赤福的に新鮮。

甘いことは甘いのだが、例えばチョコレートなどのように後を引くタイプの甘さではない。サクサクっと何個でも食えてしまいそうだ。これは良いぞ!

ぶっちゃけノーマル赤福よりも好き。黒餅だけのバージョンを売ってほしいレベル。このまま白餅も食ってみよう。


なるほど。白餡はまあ白餡って感じ。思っていた通りの白餡だ。通常の赤福に使われている餡同様にしっとりしている。

ただし風味は白餡なので、通常の赤福を包む黒餡よりも軽めだ。あっさりテイストな赤福とでも言おうか。要は黒餡と白餡の違いがそのまま味に出ているわけだ。

白餡はわりとコンビニなどのあんパンにも入っていたりしてメジャー。こいつについては、味の想像がつく方も多いだろう。そして、その想像通りのフレーバー。とはいえ、従来の赤福とはこちらも明確に別物。

白も黒も、どちらも完全に新しい赤福と言っていいだろう。ぶっちゃけ食べる前は、言うてそんな変わらんのとちゃうん? とか思っていたが、ガンダムで言えばザクとドムとジムくらい違う

今後は赤福界も赤、白、黒の3つの勢力に分かれ、混迷を極めていくと思われる。三重県以外にお住まいの方も、ぜひ試してみてくれ! 

なお、お住まいのエリアによっては通販の利用ができない場合もあるそう。その辺りは各自公式HPで確認を。

参考リンク:赤福
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:赤福