伊勢名物と言えば赤福餅。私は先日、初めて伊勢に行ったのだが、びっくりするくらい赤福の看板だらけで驚愕した。こんな徹底して駅を埋め尽くすのマジか。

さすが伊勢名物。ところで、この辺にはよく似た餅が存在する。そう、お福餅だ。どちらも江戸時代から続く老舗の品。

ぶっちゃけ赤福もお福餅もノーマルフレーバーは変わらんやろと思っているのだが、独自フレーバーに関しては別だ。赤福には「白餅黒餅」、そしてお福餅には抹茶だ……!

・抹茶

赤福食うならお福餅でいいし、お福餅を食うなら赤福でいい。両者のそれぞれの商品に込められたスピリットの違いは把握しているが、単に餡子にまみれた餅を食いたいだけの個人としての、ガチに正直な見解はそんな感じ

ゆえにどちらがいいとかは私としては全く無く、そもそも都内で見かける機会が多くないので、偶然何かのイベントで売られていたら、どちらであれ区別せず買うみたいなところがある

しかし赤福には黒糖と白餡を使ったバージョンがあり、ノーマルフレーバーしかないお福餅は劣勢……と思っていた。先日たまたま取材で本店に行くまでは。


詳しくは別の記事で扱うが、そこで取材対象の商品として提供されたのがこちら。なるほど、3種盛り合わせみたいな感じなんですね。ノーマルと、抹茶と、きな粉をまとった毛色の違うヤツ。あ、抹茶が濃くて美味い……ちょ、待てよ


抹茶……だと?


お福餅に抹茶フレーバーなんてあったのかよォォォオオオオオ!!! ヘイヘイヘイ、お福餅さんよォ!! 単品の抹茶味があるってことは、抹茶オンリーな抹茶餡がぎっしりのボックスもあるってことですかァ!?!?!?

逆上気味に聞いたところ、普通にあることが発覚! しかもオンラインで全国(一部を除く)どこからでも購入可能ってマジか!!



・860円

ということで帰京後にさっそくオンラインショップにアクセスし……


購入! 8個入りで860円。私のところまでは送料が650円だった。


オーダーから数日後。届いたのがこちら。


消費期限は2月11日。今日は2月4日なので、約1週間といったところか。


伊勢は伊勢でも厳密には二見。


開けると木のヘラが入っていた。封筒には創業元文三年とある。西暦1738年に該当する。暴れん坊将軍でお馴染み、徳川吉宗の時代だ。


二見のアイコン、夫婦岩を模したイラスト。



そして待望の、抹茶オンリーなお福餅……! 撮影するためにひっくり返したりしたので崩れていることも覚悟していたが、けっこう無事だった。


さて、この抹茶餡はガチだ! よくある抹茶スイーツのべったりした甘い抹茶ではなく、ぬっちりと濃いタイプなのだ


色が黒っぽくていかにも濃そうだろう。ほぼビジュアルから来るイメージ通りと言っていい。取材で1個だけ食べて以来、ノーマルのお福餅みたいに抹茶だけいっぱい食べたくなってしかたがなかった

ここ数日はこいつのことしか頭に無かったと言っても過言ではない。ちゃんと8個入りの箱が用意されているのは素晴らしいことだ。唯一の弱点は、恐らく知名度がそんなに無いことだろう。

ノーマルお福餅はたまに都内でも売られているが、抹茶の存在は終ぞ知らなかったものな。とまあ色々述べている間に、美味すぎて全部なくなってしまった。

追加でさらに1箱くらい買っておけばよかったな。最後に、これは宇宙の真理だが、こいつを1人で1箱独占すると幸福値が最大化される

参考リンク:お福餅オンラインストア
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼これは赤福の「白餅黒餅」。黒糖味の餡と白餡が武器。

似たような形状だが、五十鈴川の川の流れを表現しているもよう。

▼お福餅は二見浦の波の形を表現しているという。言われてみればわかるような気もする。