久しぶりにスシローに行ってみた。すると、なんということか。人……少なくない?? 最寄りのスシローは平日であろうと長蛇の列、予約していてもなかなか入店できないのが常だった。

それがどうしたことか、ガラガラである。何かあったっけと考えて、ふと気付く。値上げしたんでした。

安くても一皿120円するので、これまでのような気軽さがなくなってしまったのだろう。しかし記者は気付いた。飲み屋として活用したら、そんなに悪くないんじゃない?? 

・スシローとの縁は切りたくない

なんでも値上げの時代。スシローだけでなく、くら寿司も2022年10月1日より100円皿が姿を消した。噂には聞いていたが、実際に店舗に足を運ぶとその影響はありそう。

たまたま……そして今だけのこと……かもしれないが、目に見えてハッキリとわかるほどに店内はシンとしていた。もうしばらくすれば客足もある程度戻るのだろうが、軽くショックを受けた次第。

確かにこれまで気軽に税別100円で食べられていた寿司が、そうでないとなれば足が遠のく気持ちもわかる。ほかの飲食店に行くか、となるのが心情だ。

しかしながらスシローほか、もと100円寿司を応援したいという気持ちもある。なんたって、これまで散々お世話になったのだ。ちょっと値上げしたからといって、スッパリ縁を切るというのも冷たい話ではないか。

そう思い、しばらくメニューを眺めていたところでハタと気付く。スシローさんって……飲み屋としてのスペックはなかなか高いんじゃない?? 


・ツマミに注目

メニュー表にはアルコールの欄がある。気になる値段はビールはジョッキで税込590円、角ハイが400円と安くはないが普通だ。目を付けるべきは、ツマミ。


例えばポテサラにだし巻き卵が130円、たこやなんこつの唐揚げでも310円だ。これは結構、ツマミとしては優秀ではなかろうか。


しかも、実際に食べてみると美味しいどころかクオリティが高めだ。特にポテサラなんて中に刺身が入っていて、こんなポテサラもあったのかと驚いた次第。


なんだったら、シメのラーメンやうどんまで用意されているのだ。仮に全く寿司を食べないとしても、ちょい飲みには最適では? 


寿司だけ食べなければならない……! と気負うと、値上げに伴いちょっと行き辛いのは事実。しかしながら「仕事(などの)帰りに軽く飲むか~」という気分の時には、かなり使い勝手が良いと思う。

あちらもこちらも物価が上がっているのだ。100円寿司もそりゃあ厳しかろう、と個人的には思う。名残惜しくはあるが、現状を楽しむ手段がない訳ではない。スシロー飲み、一度試してみてはいかが? 

執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼寿司を眺めながら酒を摂取できる、スシローのみがなかなか良い

▼ツマミが充実している

▼しかもお手頃価格。出し巻き卵一皿税込130円

▼シメに寿司や麺類を食べるのもアリ

▼満足満足