今年の夏も何もできなかった……。8月が終わった今、そんなことを思っていないだろうか。別に? 今年の夏もやり切ったし! そう言い切れる人には本記事は必要ないと思うのでスルーしてくれ。
言い切れないあなたへ。季節の始まりにワクワクしておきながら、結局何もできなくて……秋。そんな不完全燃焼を今後1つでも減らすため、夏男に「夏を悔いなく過ごす方法」を聞いた。
・夏男
その夏男とは、ウェブメディアのロケットニュース24編集部で記者として勤務する中澤星児さん。つまり、私だ。毎年、6月中旬くらいからワクワクと待ち始め、7月が始まると共に、花が咲くように調子がよくなる。
体調だけではなく仕事にも影響していて、夏の記事は気に入っているものが多い。例えば、去年の夏は『反町だらけのビーチボーイズ』と『ヤングギター編集部にイングヴェイしてみた』、一昨年は『夏の日差し VS 濡れせんべい』や『としまえん最後の日にカルーセルになって行ってみた』がある。
2019年はなんと言っても『イギリスの夏フェス出演』だし、2018年の『海を見たことがないパキスタン人に海を見せてみた』は今でもことあるごとに思い出す。ここ数年は毎年夏にやり残しがない。
・不完全燃焼な夏を過ごしていた私が変われた理由
だが、そんな私も以前は、不完全燃焼な夏を過ごしてしまう1人だった。6月くらいは、色々頭の中で計画しているのだが、いざ夏が来ると暑さも手伝って面倒くさくなってしまう。明日でいいかと思ってるうちに夏が終わっていた。
それが変化したキッカケはある衝撃の事実を知ったからである。おそらく、これを知れば、あなたも夏を悔いなく過ごせるようになるはず。っていうか、悔いなんて残してられない。だって……
私の人生で、夏はあと40回くらいしかないのだから。
2022年で40歳になった私。日本人の平均寿命の84.36歳まで、回数にすると44回しか夏がない。健康とか考えたら好きなことができる夏はあと30回くらいかもしれない。少なっ!
まだ見てないものや経験していないことばかりなのに、あと30回。ひと夏で、ガッツリ旅に出たり、やりたいことに時間をかけれるタイミングなんて、せいぜい1回なことを考えるとチャンスを逃すわけにはいかない。
そのことに気づいてから、私は不完全燃焼で夏を終えることはなくなった。思いついたことは全てやる。さもなければ、何もできなかったなあと言いながら死ぬことになりそうだからだ。
いかがだろうか? 発想の転換だが、残りの夏を回数でとらえることで、面倒くさいとダラダラしているのがもったいなくならないだろうか。
今を生きる。それが夏に悔いを残さないコツだ。今年の夏も何もできなかった……現在、そう思っている人は来年は上記の方法を試してみてくれ。まあ、夏に限った話ではないのかもしれないが。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼今年の夏もやり切れた
夏の終わり pic.twitter.com/EufRHN5Eod
— 中澤星児(ロケットニュース24) (@sorekara_jona) August 28, 2022