
『ラーメン二郎』を熱烈に愛する人のことを “ジロリアン” と呼ぶらしいが、「別にジロリアンじゃないけど普通に二郎が好き」という人も多いはず……何を隠そう、私がそうです。しかしながら、普段の生活で二郎へ行ける機会はそう多くない。
なぜなら一般的なラーメン屋と比べ、二郎には細かいルールや専門用語がたくさんある。いくら「気にしないで」と言われようが、一般人には敷居が高いんだよな。いつも混んでるし。
そこで今回、悩める “普通の二郎好き” にオススメしたいのが『海外の二郎系ラーメン』である。もちろん日本の本家・二郎と比べれば生ぬるい部分もあるが、ジロリアンたちの厳しい視線を気にすることなく “二郎っぽさ” を感じられるという点は評価に値すると思うのだ。
・タイの二郎系ラーメン
まず1軒目はタイの首都・バンコク。日本人向け歓楽街として有名なタニヤ通りは現在、コロナの影響でチョッピリ寂しい雰囲気。
ただし昼間はランチ・スポットとして日本人ビジネスマンたちに重宝されている様子である。特にラーメン屋は数が多い。この日はなんとなく目に留まった『内田屋』へ入店してみた。
こちらは日本の企業が運営するお店らしく、日本語の看板も全く違和感なし。
日本のラーメン屋となんら変わらない雰囲気だ。
『二郎らーめん』は日本の二郎と同様に大盛り、野菜増し、各種トッピング、汁なしなどが選べる。ノーマルの二郎(260バーツ / 約988円)を注文し、待つこと10分……
おっ! 見た目はかなり「二郎」してる〜!
チャーシュー、背脂、モヤシ、刻みニンニクという二郎系の王道スタイル。麺も申し分ない太さを誇っているようだ。マニアに言わせれば「二郎の麺は気候や湿度によって味わいが変化する」らしいが……果たしてバンコクの気候は二郎向きなのか? 緊張の一瞬!
麺ウマっ!!!!
スープ辛っ!!!!!
“普通の二郎好き” の分際であえて所感を述べさせていただくと、このスープは二郎系にしてはかなり醤油の比率が高い気がする。醤油と甘さが麺全体に染み渡ったジャンクな二郎……汗をかきやすい南国向けのスープと言えるかもしれない。麺は歯ごたえバツグン。永遠に食べ続けられそうなウマさ。
チャーシューがペラペラのカタカタだったのは残念だが、この一杯が “二郎の一種” であることは誰の目にも明らかだ。タイでゴツゴツ麺が恋しくなったら内田屋へ来れば間違いないだろう。
量は日本の二郎より少なめ。次回は大盛りを注文しよーっと!
・シンガポールの二郎
さてお次はシンガポール。現地在住の日本人にススメられた『BROTHERS RAMEN(ブラザーズ ラーメン)』というお店。
漢字で「兄」と書いてブラザーと読ませる……中華圏でありながら英語を公共語とするシンガポールならではのナイスな店名だ。こちらはラーメン好きのシンガポール人が経営する店だが、在住日本人たちに愛されているのだそうな。
ブラザーズラーメンの二郎ラーメンは『Megamen(メガ麺)』と表記するらしい。
タッチパネルで肉増し、野菜増し、トッピングなど選べたが、よく分からないのでノーマル(13.9ドル / 約1375円)をチョイス。待つこと5分……
ワッ!!! チャーシューすごっ!!!!
ボリュームはバンコクに劣るものの、チャーシューのインパクトで迫力を補っている。麺は二郎にしてはやや細め。ただしスープは二郎のイメージとかなり近い……これが世に言う「乳化」ってヤツか。いただきま〜す!
ウマい!!! 甘辛くジューシーでありながらコクのある背脂。スープはマイルドで味噌スープのようにゴクゴク飲めそうだ。「二郎食うぜ!」って気構えナシで注文できるぞ。
そして何より、期待どおりチャーシューが激ウマ!!! あまりにもホロホロトロトロすぎて「さすがはバクテーの国やで」と唸らずにいられなかった。
( ※ 『バクテー』……豚肉をコトコト煮込んだシンガポールのソウルフード)
海外でも着実にファンを増やしつつある二郎系ラーメン。新たな海外二郎を求めて、私は今後も旅を続けようと思う。日本の店舗を制覇したジロリアンたちにとっては、新たな目的ができたと言えるかもしれないな〜。
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
亀沢郁奈
















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