みんな元気セヨ! 以前、当サイトの砂子間記者が執筆した「Amazon評価1.8の携帯ゲーム機」に関する記事を読み、同じ商品が欲しくなってしまった私は韓国のネットショップを探っていた。そこで、まさかの同会社から発売された進化版を見つけてしまった。
価格は送料込み38900ウォン(3900円程度)で少し高くなっていたが、前作は150本のクソゲーが収録されていたのに比べて今作はなんと2倍。「300本のクソゲーが収録されている」らしい。それではさっそくゲームをプレイしてみよう。
・今作もレトロなデザイン
商品名は「宇宙ゲームセンター」。前作の商品名はミニゲームセンターだったので、ミニから宇宙へとはるか規模が大きくなっていた。搭載ゲームも2倍になった分、規模も大きくなったんだろうか。
パッケージの裏には昔の記事風に1980年代の出来事が書いてあった。
箱の中にはゲーム機本体と説明書が入っており、ゲーム機本体は昔のゲーセンのゲーム機っぽいデザインだった。
前作同様、説明書には300種類すべてのゲームタイトルと写真がさらに小さくなってのっていた。もう見せる気ないだろ……と思いながら電源を入れると……。
・ゲームのジャンルで分けられている
電源を入れるとすぐさまゲームジャンル選択画面が表示され、同時にレトロな音楽が流れた。平成生まれの筆者は昭和のゲームセンターを感じることはできないが、なんだかテンションが上がってきたぞ。
ゲームはスポーツ、シューティング、パズル、アーケードの4種類に分けられていた。
もちろんタイトルの名前は1本もわからないが、まずは表示されているゲーム画面と名前で適当に楽しそうなやつを選んでみることにした。ちなみに砂子間記者がミニゲームセンターでプレイしていたゲームたちは見つからなかった。
・スポーツゲームから
まずは一番上にあった「Skiing」というゲームからプレイしてみよう。名前のままスキーのゲームに違いない。
平地滑ってない?
なんとか無事にステージ1クリア
前作ではなかなか難しいゲームが多かったらしいが、今回はそんなこともないのか? 普通に楽しくプレイできたぞ。
次は全然スポーツゲームには見えないがスポーツゲームとして分類されていた「Hercules」。 ヘラクレスってなんのスポーツと関係あるのかな。
全然関係ねえ
ヘラクレスと思われる人物が車を引くだけのゲーム。やることはボタン連打だけ。スポーツって私の指のスポーツってことなのか。
しかも難しい
結構猛スピードで連打したつもりだったが、ステージ1ですらクリアできなかった。もしかしてスキーだけが優しかっただけか……?
・シューティングゲーム
シューティングゲームの中では「Final Fighter」というゲームをやってみた
クソゲー中のクソゲーだった
左右で移動して現れる戦車を打つのみ。FPSっぽいゲームを期待した私の間違いだった。
・パズルゲーム
パズルゲームの中では「Secret Mission」というゲームが気になったのでプレイしてみた。きっと脱出ゲームなんじゃないかと思うが……さてどうだろう。
上か私で下がコンピューター
ゲームが始まった瞬間、コンピューターは俊敏に動き出したが私はドアから出ることすらできず。
気づいたらコンピューターにやられた
何をどうしていいのかもまずわからなかったが、今コンピューターに殴られていたような……? パズルゲームでそんなことあるか……?
・問題のアーケードゲーム
アーケードゲームの中で気になったのは「Jumper」。パンダにつられてしまったがこのゲーム実は……。
あれ……!?
このきのこを食べるともしや!?!?!?!?!!?!?!?!
これはアウトだろ。
もう完全にみんな知ってるあれだ。日本を代表するイタリア人のおじさんのゲームだ。
この花を食べると多分なにかしら発射できる気がするなぁ。
ほら、思ってた通りだ。
最後までしっかりイタリア人のあのゲームと同じ。これはパクリ疑惑を越してパクリそのもだろ。ということで、
私の中でJumperのパクリ点数は10パチ満点中「10パチ」としておきたい。
おやおや、無意識的にパクリ疑惑商品レビューをしてしまったぞ。もちろん原作が世界的に大ヒットしているから楽しいけど……。
・ゲームの以前に
300種類も搭載されているので時間つぶしには持って来いのこの商品、実はゲームの以前に問題がある。
どう持っても操作性が悪すぎる
私は頑張ればバスケットボールを片手で持てるくらい、手が大きいほうの人間だ。それでもこのゲーセンのゲーム機みたいな形がかなり邪魔だった。置物としてはいいと思うが。
・まだ日本では手に入れない
残念ながら今回紹介した宇宙ゲームセンターは、日本ではまだ購入することができない。だが前作のミニゲームセンターを輸入してくれる業者がいたってことはそのうち輸入されることもあり得ると考えられる。気になる方はぜひ試してみてくだされ。それでは今回も読んでくれてカムサハムニダ!
執筆:すんぴょんす
Photo:RocketNews24.