ぜんぜん期待していなかった。なぜって、悪く言うつもりはないが、あの紀ノ国屋のオリジナル蕎麦(税込691円:1人前230円)が、その価格に見合うほど感動する蕎麦ではなかったからだ。となると成城石井も……と。
商品名は『挽きぐるみそば』で、成城石井オリジナル商品。ちなみに製造所は新得物産なる北海道のメーカーだった。
価格は1パック税込513円で、内容量は320g。となると4人前くらい入っているので、1人前あたり128円。紀ノ国屋よりも、だいぶ安い。正直これは期待できないぞ……なんて思っていた時期もありました。
パッケージの裏面にはこう書いてある。「寒暖の差が大きいほど、品質の良いそばが穫れるといわれています。北海道は生産量日本一の土地です。製造にあたっては、そばを五割配合し、風味を大切に仕上げました。」と──。
デカい鍋に約2リットル超えの湯を沸かし、
5〜5分半ほど茹でれば……
ハイ完成。
して、そのお味は──
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キターーーーーーーーーーーーーッ!! これはうまい! それはまるで竜のごとく、一気にランキングをかけ上がった! 完全にしてやられた。久々の衝撃。これ、これだよ。これが「家そば探求」の醍醐味なんだよ!
口当たり。喉ごし。そして香りに風味……。ふと気づけは、私は蕎麦屋の中にいた。それも古風な蕎麦屋である。VRも付けていないのに、目を閉じれば、見える、見えるぞ、蕎麦屋の店内がはっきりと見える!
一口食べて思わずニヤリ。二口食べて確信し、三口目は「岩塩」をつけて食べていた。何もつけないでもウマい蕎麦! 無論、つゆをつけても激ウマであり、私は思わず「ックゥ〜!」と唸った。こんなにテンションの上がる蕎麦は久々のこと!
私は言いたい。「ありがとう成城石井!」と。「さすがだよ成城石井!」と。私の中で成城石井の株が大爆発! もちろんランキングも大変動! これは買い。売り切れる前に……急げーーーーーーッ!!\(^o^)/
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
★現在までのベスト3★
【第1位】はくばく(霧しな)『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』
【第2位】成城石井オリジナル(新得物産)『挽きぐるみそば』
【第3位】柄木田製粉『信州 七割更科そば』
【惜しくも選外になった蕎麦たち】
■おびなた『蕎麦通の更科八割』
■おびなた『戸隠そば』
■高尾製粉製麺『麺の彩宴 播州そば』
■トップバリュ(黄色)『香りとのどごし そば』
■信州戸隠そば株式会社『信州戸隠そば』
■住岡食品『こだわりの麺々 蕎麦』
■滝沢食品『滝沢更科 十割そば』
■7プレミアム(藤原製麺)『2種類のそば粉をブレンドしたそば』
■紀ノ国屋オリジナル(東亜食品工業)『御そば(おそば)』
■小川製麺所『山形のとびきりそば』
■ライフプレミアム『信州戸隠 二八そば』