『ENO(イーノ)』といえば、UNOみたいなゲームではなく、ケニア人ポテト評論家(ポテトジャーナリスト)チャオス氏の胃袋の守り神とも言うべき胃腸薬だ。

命がけとも言える彼のポテトリポートに、守護神ENOは欠かせない。

そんなENOが日本のAmazonに売っているとの情報を聞きつけた私は、さっそく「ENO」とアマゾン検索してみたところ……ヒットした! 価格は私が購入した2022年4月時点で送料込み999円! 文句なし、さっそくポチった。

・ケニア価格の1.5倍程度

ちなみにAmazonでの商品名は「イーノフルーツソルト制酸パウダー – レモンフレーバー – 1カートン(30小袋) – 5グラム各(以下略)」であり、2022年5月上旬時点での価格は1039円。1袋あたり35円の計算だ。

ちなみにチャオス氏の記事によると、むこうでは1袋20ケニアシリング(約20円)で売られているもよう。現地価格の1.5倍程度でケニアのポテトジャーナリスト気分が味わえるなら安いもの。Amazonってスゴイなぁ……!


……と思ってたのだが!


_人人人人人人人人人人人人人人_
> なかなか商品が届かない! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


どうしたんだろう。送料無料だし、まさか海外、それもケニアから届くなんてことはないよな……


なんて思ってたら約1ヶ月後!


めちゃんこ怪しい国際郵便が届いた。


発送地はインドのハリヤーナー州!


_人人人人人人人_
> どこよそれ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


しかし開封すると……


そこには見覚えのあるパッケージが!


ご丁寧に発泡スチロールで厳重梱包されていたのは、まぎれもなくENO!


クッシャクシャになっているけど、


5箱のENO!


では一体なぜ、謎のインド・ハリヤーナー州から届いたのかといえば……


このENOがハリヤーナー州で作られているから!


つまり!


_人人人人人人人_
> 産地直送! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


すごい。なんかすごい。軽い気持ちでポチっただけなのに、まさかENOの本場インドから直送されてくるとはAmazonすごい。ケニアで知った商品を日本で「ポチ」しただけでインド人が動くとは……すさまじくグローバル!


とにかくENOを飲んでみよう……と、その時!


箱がクサい。


新品なのに、箱がそこはかとなくゲ●臭いのである。クンクン嗅いでいると胃もたれしそうな●ロの香り。どういうことだよ。気持ち悪くさせてスッキリさせようって魂胆なのか? なんというマッチポンプ。それはともかく……


開封すると……


まさしくチャオス氏がよく買っていた、あのENOが6袋も入っていた。なお、パッケージ中央に書かれた「6」は、「6秒で効く」という意味っぽい。


中身は粉状になっており、


ためしにそのまま飲んでみたところ……


うわ


わあああああああああっ!

……と、本当に6秒でシュワシュワになった。「メントスコーラ」ならぬ「口内ENO」ができそうなくらいにシュワシュワだ。だが、たしかチャオス氏はダイレクトに飲むのではなく、


水の中に入れていた……


ので、真似してみたところ、

シュワシュワ!


炭酸水になった!


味は……


「薄いレモン炭酸水」みたいな具合で、なんというか「駄菓子屋に売ってるなんちゃってコーラ」に非常に近い。ウマイかマズイかで言えば “ウマくはない” のだが、胃のムカムカを解消するためのモノなので贅沢は言わない。

なお飲んだ後、しばしゲップが止まらなかった。チャオス風に書けば「gueep,gueep」てな感じだろうか。いずれにせよ、これで胃もたれもどこ吹く風。もし万が一 “ポテト当たり” しても、きっと大丈夫……なはず。


参考リンク:ENO(英語)
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24