
まずはこちらの紙を見ていただきたい。紅白の奇妙な模様が印刷されているが、ドットやストライプのような、いわゆる「可愛いデザイン」ではない。
折り紙の老舗メーカー、株式会社トーヨー。なかでもシンプルな『教育おりがみ』は、幼稚園や保育園で遊んだ経験のある人も多いだろう。そのトーヨーから販売されている「あるもの」を折るための専用折り紙なのだ。
手順書どおりに折ったものがこちら……
日の丸を背負った折り鶴である!
紙のままでは完成形がわからないが、折った状態で「日本国旗」になるようデザインされているのだ。
ほかにも、たとえば端の方に少~しだけカラーが入った折り紙は
イタリアの「トリコローレ」に!
民族文様のようにも見える藍色と朱色の複雑な柄は
イギリスの「ユニオンジャック」になる!
くちばしを奥に向けて真上から見ると、一番国旗に近いデザインになるよう設計されている。上下対称の国旗なら、どちらから見てもOK。
これはすごいアイディア! シャレているし、芸術的といってもいい。千代紙やキャラクター折り紙のような模様つきの折り紙は珍しくないが、完成後に初めて国旗になるというのは考えられているなぁ。
おもてなしアイテムにも使えるし、海外の人へのプレゼントにもいいだろう。とくに国際情勢に関心が高まっている昨今では、心に染みるものがある。
・「おりづる」(48枚入 / 税抜500円)
改めてご紹介すると、これは「おりづる」という商品。シンプルそのもののネーミングに逆にセンスを感じる。デザインは24の国と地域、合計48枚入り。
大人っぽい黒のパッケージであることに加え、少し厚みのある紙箱に入っていて、その点でもお土産に適していそう。
「ユニバーサルデザイン折図」と呼ばれる、イラストだけで折り方がわかる説明書が入っている。折り紙になじみのない外国の人や、鶴を初めて折る子どもでも楽しめるようになっている。
さらに、紙の方向を間違わないようガイドも印刷された親切設計だ。
ところで、最近「ウクライナ支持」を示すために庭先や窓辺に小さなウクライナ国旗を飾っている住宅を目にするようになった。
今回の「おりづる」のセットには残念ながらウクライナは入っていない。筆者だって今回の件があるまではウクライナ国旗を知らなかったので、このセレクトは責められない。
それならば、ということで自作してみよう。
参考になりそうなのは赤と白のツートンカラーのインドネシアだ。
展開図を見ると、正方形の対角線で分けて色を配置することでこのような2色の鶴ができるらしい。
普通の折り紙をセロハンテープで貼り合わせて自作。
あとは方向だけを間違えないように折ってみる。
くっきりと2色に分かれて折り上がっていく。諸説あるようだが、空の青さと小麦の黄色が国旗の由来だともいう。グッズなどでは、もう少し水色に近い明るい青にしているものも見かける。
色鮮やかなウクライナ国旗バージョンができた!
有事には千羽鶴の是非が論じられることもあるが、折り紙は日本の手仕事の細やかさを象徴する遊びだし、折り鶴は平和のシンボルともされている。出来上がったものを眺めていると、しんみりと感じ入るところがある。
・折り紙の進化がすごい
ほかにも「折ったらウルトラマンになる」「ガンダムになる」「リアルな動物になる」といった類似商品がたくさん。もはや立派な立体造形である。すり切れた教本を頼りに同じものを繰り返し折っていた筆者のスキルでは、とても追いつかないラインナップだ。
今回ご紹介した「おりづる」のほか、インテリアとして25の国と地域を台紙に飾れる「小さいおりづる」もある。そちらは紙が小さいぶん、少し難度が上がると思う。世界の国々に思いを馳せながら、進化形折り紙、いかがだろうか。
参考リンク:株式会社トーヨー
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
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冨樫さや
















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