ワークマンの「春夏新製品発表会」で主役となったのは、WEB限定販売のキャンプ用品たちであった。ワークマンならではの低価格と高機能素材が特徴で「BASICドームテント1人用」や、1500円のシュラフ……つまり寝袋が、販売開始直後から飛ぶように売れているらしい。
そこで今回は、カインズの「連結できるシュラフ(1280円)」とワークマンの「BASICスリーピングバッグ(1500円)」を比較してみることに。どちらも “封筒型” と呼ばれる長方形の寝袋。両者ともに大人気の商品だが、果たしてどのような違いがあるのだろうか。
・話題の1500円シュラフ
2021年夏に購入したカインズの「連結できるシュラフ」は、長さが約185センチで使用温度は15度以上を想定して作られている。一方、ワークマンの「BASICスリーピングバッグ」は長さが約188センチで快適使用温度は13度、使用可能温度は10度とのこと。
ワークマンの主要ターゲットは「はじめてキャンプをする人」なので、寝袋を選ぶ際のポイントをお伝えしておくと……一般的には「使用温度プラス5度」が目安とされている。つまりカインズなら20度〜、ワークマンならもう少し気温が低くても快適に使えそうってことだ。
実際に見比べてみると、ワークマンの方がふんわり分厚い(中綿が入っている)ことがわかる。寒くて眠れないと体力を消耗してしまうので、購入する際は「いつ・どこで」使用するのか考えておくことが大切。
どちらも車中泊や通常のキャンプならOK、山中や砂漠で使うならもっと本格的なものを選んだ方がいいだろう。ちなみに3月中旬の日中(15度)に使用してみたところ、どちらもメチャメチャ快適だった。ワークマンの方が気持ちゆったり目だろうか。
また、ワークマンの寝袋には表生地に、燃え広がりにくい加工と撥水加工が施されている。収納時、カインズが少し濡れていたのに対し、ワークマンはサラサラのままだった。そしてワークマンは収納袋にベルトが付いているので、携帯しやすくなっているのも特徴だ。
カインズを購入した時にも思ったが、この値段なら非常用に購入しておくのもあり。万が一のために職場のロッカーに入れておいてもいいだろう。色は「コヨーテ」「ブラウン」「キャメル」の3種類。BASICドームテントと組み合わせて使うのもおすすめである。
なお、現在(2022年3月15日時点)はオンラインショップで3色とも完売状態……だが! 「コヨーテ」と「キャメル」は3月下旬から4月上旬に入荷予定なので、興味のある方はチェックしておくこと。ゴールデンウィークや夏休みにバリバリ使えると思うぞ!
参考リンク:ワークマン「BASICスリーピングバッグ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼次に使う時のために干しておこう