ご存知だっただろうか。ココイチが『オリジナルスプーン』をオンライン販売していることを。公式サイトによると、なんでもそのスプーンにはココイチのオリジナルロゴが入っているらしく、価格は1本税込262円

100均のスプーンと比べたら高いが、ココイチのヘビーユーザーである自分からすると気になる代物……という気持ちのままポチッ! 商品が到着して使ってみたところ、食べる前から「全然違うやん!!」となったので報告したい

最初に言っておくと、ココイチのオリジナルスプーンといっても全てが以下で紹介するタイプだとは限らない。あくまでも、公式通販ショップで「オリジナルスプーン」として売られているものだ。

また、私の場合(東京在住)は本体価格の他に送料が770円かかり、トータルは1000円ちょい。このあたりは住んでいる地域によっても異なるかもしれないが、ご参考までに。


さて、到着したオリジナルスプーンを見ると、はっきりと「CoCo壱番屋」のロゴが入っているものの、それ以外はよくあるスプーンと変わらないような気がしなくもない。

だがしかし! 他のスプーンと並べると……



今回は百均で買った普通のステンレススプーン、そしてココイチでテイクアウトしたときに付いてくるプラスチックスプーンと並べたところ、オリジナルスプーンの方がちょい長い


・他にも細かな違いが

また、オリジナルスプーンとプラスプーンは持ち手から先端へ至るまでにそこまで落差がなく滑らかなのに対して、普通スプーンはカックンと落ちるようになっている。


ゲレンデで言えば、急斜面で難易度が高そうなのが普通スプーンで、オリジナル&プラスチックは初心者コース

それから、カレーをすくう部分(先端)も微妙に違う。オリジナルスプーンはやや細長く、それに対してプラスプーンは平べったい。いわば、面長の顔と四角い顔である。


これらはいずれも、細か〜〜〜〜い違い。よって、カレーライスを食べるときには大した違いはない……と思うかもしれないが、全然違ったのである。とくにテイクアウト時! 以下の画像を見たら、なんとなく察しがつくのではないだろうか?


そう! お皿と比べたらテイクアウト容器は複雑で、小分けのルー容器とご飯ゾーンが別々。つまるところ、ルー容器の下や角の部分までご飯が詰まっており、これをほじくり出す必要があるのだ。よって、先端が面長のオリジナルスプーンは使いやすい。


さらに、オリジナルスプーンは柄の部分から先端への傾斜が緩やかなので、トッピングや福神漬けをすくう作業が楽々。ご飯をルーに浸すのも楽々。長さ的にもちょうどいい!


というわけで、ココイチではテイクアウトこそオリジナルスプーンが必要だと感じたのだが、中には「カレーはカレーなんだから細かい違いは別にいいよ!」という人だっているに違いない。

むしろ私自身がオリジナルスプーンを使う前はそう思っていたので、気持ちは大変よく分かる。ただ……実際に使った途端「食べやすいと普段より美味しく感じるよなぁ」と光の速度で手のひらを返してしまったのまた事実。ココイチのオリジナルスプーン、恐るべしである。

参考リンク:CoCo壱番屋公式通販ショップ「オリジナルスプーン
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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