15年間Windowsを愛用していたが、数ヶ月前にMacへ乗り換えた。カフェでリンゴマークを見せびらかしながらカタカタ作業している人を見るたびに、私もいつかドヤってみたいと思っていたのだ。人生初Macである。

念願叶ったものの、WindowsとMacは同じパソコンであっても、使い勝手が異なることが多い。大体の違いはすぐに慣れたのだが、数ヶ月にわたってイライラさせられた違いがあるのだ……

・ストレスの原因

それは、パソコンで文章を打つときに多用する「ショートカットキー」である。具体的に言うと以下のボタンだ。

command+z(戻る)
command+x(切り取り)
command+c(コピー)
command+v(ペースト)


何でそんなにツラいかっていうと、commandキーの場所が私にとって非常に押しにくい位置なのである。Windowsとの違いを比べてみると分かりやすいと思う。まず、Windowsの場合はこちら。

ctrlキーがcommandキーの役割になるのだが、ホームポジションから少し手を引けば、小指でctrlキーをスムーズに押せる。そこから、手の形をほぼ変えずに「z」「x」「c」「v」を押してショートカットを利用できていた。


で、一方Macは……


えっ、何指で押すのが正解なの? 小指な気もするけど、zとか押しにくくない? 指がつりそうになるんですけどぉおぉぉぉぉ!



あ、もしかして……

加トちゃんペ?


いや絶対に違う。埓(らち)が明かないので調べてみたところ、commandキーは親指で押すのが一般的らしい。な、なるほどぉ〜〜。



……

……

……


正気ですか?


別にAppleや信者の方にケンカを売っている訳ではなく、Windowsヘビーユーザーとしての率直な気持ちである。手が大きいことが原因かもしれないが、猫の手みたいな形でボタンを押すのがツラいのだ。

とはいっても、こればっかりは慣れるしかないだろう。「郷に入っては郷に従え」である。我慢しながら使い続けてけて3ヶ月……


慣れる気配はなかった。


郷に従うことを諦め、どうにか解決できないものかとググってみると、装飾キーの位置を入れ替えることができるらしい。つまり、commandキーをWindowsでいうctrlキーの位置にあるCaps Lookキーに割り当てれば悩みを解決できそうだ。さっそく設定してみよう。


1. 設定から「キーボード」


2. 装飾キー


3. Caps Lookキーにcommandキーを割り当てる


これでCaps Lookキーを押すとcommandキーを押していることになっているはず。試しに使ってみると……


ストレスフリぃぃーーーーッ!


ストレスを溜め続けた3ヶ月がバカらしくなるくらい、アッという間に解決してしまったぞ。きっと同じような境遇の方もいると思うので、Macが嫌いになってしまう前に試してみてはどうだろうか?

なお、私の設定ではCaps Lookキーを潰している。どこかのタイミングで弊害が出る可能性があることだけ注意して欲しい。

執筆:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.